こんばんは

明日からは全国的に暖かくなるようです。
春が待ち遠しい~

今日は長年一緒にフライトしてきたKさんのラストフライトでした。
Kさんも私と同様、ママさんCAでした。
長年、本当にお疲れ様でした

JALでは、ラストフライトを自分で選べます。
でも、長年勤務してきた会社の去る日を自分で決断することはとても苦しいことです。
皆さんと同じく、自分がこの仕事が好きで会社を選んで働き続けてきたわけですから。
私も
「ここにもう来ることはないのかぁ。」
と思った瞬間、涙がとめどもなく溢れ出てきたことを記憶しています。
人生の半分はJALにいたわけですからね

ラストフライトには先輩、後輩、上司、同期、家族、たくさんの親交のある方々が出迎えてくれます。
そして、抱えきれないほどのお花束が届きます。
入社があれば必ず退社があります。
お客様は勿論ですが、CA一人一人にもドラマがあり、そんな皆の気持ちを乗せて飛行機は飛んでいます

青空を見上げる時、飛行機が通った後には飛行機雲が残りますね。
あの痕跡。
私にはいつもあの飛行機雲が乗員乗客皆の想いの痕跡だと思えてなりません。
だって、一度飛行機降りてしまえば、また別の乗員乗客が搭乗し、前に乗っていた人達はもう過去になってしまうから。
何だか今回はポエムちっくになってしまいましたが、是非、皆さんにも私以上長く勤めてもらいたいし、また結婚してもお子さんが産まれても、はたまた育児をしながらでもCAとして世界中を飛び回ってもらいたい

それで、その痕跡を青空に残して欲しいな~

太田真美子
Kさんがフライトしている時、空を見上げて痕跡を探しました。
ラストフライト、最後まで頑張れ~って。