こんにちはハロウィン


関東地方は秋雨の一日でした。
一雨一雨、秋が深まる感じですもみじ


社会派小説家の山崎豊子さんがお亡くなりになりました。
心からお悔み申し上げます。
つい半年前に私の愛読書の文藝春秋に手記を寄せていらして、力強い記述で分筆されていらっしゃいました。
代表作は「大地の子」「運命の人」「白い巨塔」「二つの祖国」などなどありますがJAL出身の私としては「沈まぬ太陽」の存在が大きかったです。
初めて山崎豊子さんの小説を読んだ時、何て重いテーマを小説にするのだろうと、ある意味、決意のような気持ちで読み進めていきました。
流石、元新聞記者だけあり、全て内容の裏が取れていると確信出来る流れの小説でした。
私がJALに入社した際に、1人の先輩が
「よく、山崎豊子さんがJALの本社に取材に来ていましたよ。社員としては、あんまり社内の汚点は話したくはないだろうけど、ものすごい執着心なのよ。あの沈まぬ太陽を読むと、この登場人物はこの人、この登場人物はこの人、って想像出来るくらい実在の人物に当てはまるの!」
と。
実に興味深いビックリマーク(福山雅治?)
まだ読んでいなかった私は、日本で全巻買って一週間のチューリヒのステイ先で一気に読破しました。
JALの歴史がわかるし、その社会的背景やボーイング社との貿易摩擦交渉など、今に繋がる内容が詰まりに詰まっています。
ん~なるほど。だからJALはボーイング社の飛行機が多いのか~とか。


あれほど、骨と肉とで体当たりする作家はもう現れないかもです。
面接用のHow to本を読んだりするより、あらゆるジャンルの本を読んだ方が人間に厚みが出るし、話していてもトークに幅があって面白みのある女性になりますよ音譜





ご冥福をお祈り申し上げます。




L&Rアカデミー





太田真美子