三重県の住宅[耐震・気密対策] | LAPIAS DESIGNのブログ

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こんにちは

今日は、昨日に引き続き仕様のことを詳しくお伝えしていきます。

皆さんは、近所などで住宅の建築現場を見たことはありますよね
あまり気に留めていないと記憶に無いかもしれませんが、最近の住宅は骨組みがほとんどが1日で組み上がってしまいます。(この事を上棟といいます)
これは、プレカットといって予め材木工場で柱と梁の接合部などに『ホゾ』と呼ばれる穴を空けておいてトラックで運んできます。それを大工さんが「コンコン」と繋ぎ合わせていきます。
昔は、現場で大工さんがノミを使って穴を開けていたのが、今はその工程がいらないので現場ではハンマーで繋ぎ合わせるだけで早いのです。
その木と木のつなぎ目には金物を使用して固定していきます。

皆さんは、下の画像のように木が『バッテン』になっていたり、斜めに入っているのを見たことはありませんかこれは『筋交い』と呼ばれる部材でこの部材で建物を外力(台風又は地震)から守っているのです。

上棟が終わって数日後に会社によって柄は違うのですが、上の画像にある白地に青いプリントの入った透湿防水シートと呼ばれる紙の様な物で建物の周りを覆い隠します。このシートは建物内部に雨水が浸入しないようにする目的や、壁内部の湿気を外部に逃がす目的で使用されています。

私たちは、筋交いの代わりにパネルを使用して建物全体を箱状に作ります。
なぜ

○筋交いのメリット
 
 ・作業効率がよい
   予め図面上で計算され、必要な場所に必要な分の木材を現場でカットしてはめ込む
 ・価格が安い
   筋交いに使用されている木材を数百円程度

○筋交いのデメリット

 ・大きな外力が加わると筋交いの端部が破損し効果を発揮できない

 ・エアコン等の後工事の際に計画通りでないと制限がある

 ・大開口に向かない

以上のメリット・デメリットを踏まえ、後々住まわれる方にとってどちらがよいかと考えた場合、私たちは、値段より安心・快適性を重視したのでパネルを使用しています。

私たちの使用しているパネルは以前もお話したとおり
耐震性に優れるのは当然、耐水性にすぐれ、木材をリサイクルしたエコ商品、パネルで覆う為気密性に優れている、さらにホルムアルデヒドの飛散量が極めて少ないので健康的
と良い事ばかりです。しかし、筋交いに比べ値段は高くなってしまいます
しかし、大切な家族を守る・残りの人生の大切な住処なのでここには、適度にお金を掛けるべきだと考えます。