Linux大学Linux学部LPIC学科講師のLPIC猿です。

本日の講義は「システムの起動時の流れ」です。

【電源投入】

【BIOSによるハードウェアの初期化とチェック】

【MBRからブートローダーGRUBを読み込み実行】

【Linuxカーネルの読み込みと起動】

【初期RAMディスクからlinuxrcを読み込み実行】

【ファイルシステムのマウント】

【initの実行】

【init起動スクリプトの実行】

【ディスプレイマネージャとGDMの起動】

【ユーザー名、パスワードの受付】

【X Window(GNOMEやKDE)起動】


電源を入れると、パソコン内蔵プログラムのBIOSが起動します。
そしてCPU、メモリ、ハードディスク、キーボード、マウスなどの
ハードウェアを初期化、自己診断を実行します。

次にBIOSは、Linuxを起動するためにブートローダーのGRUBを起動
します。GRUBはOSの核といえるLinuxカーネルを読み込んで起動し、
ファイルシステムを使えるようにします。

これで起動のためのスクリプトプログラムを実行できるようになります。
そしてネットワークの初期化などのプロセスが無数に起動されます。

プロセスの起動後、ログイン画面が表示されるので、ユーザー名、パスワードを
入力し、ログインします。X WIndowにGNOMEを使っていれば、GDM(GNOME Display Manager)
がログイン画面を表示します。

ユーザー認証を処理して、正しく認証されれば、ログイン完了となります。


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