国立鈴鹿病院 | バイカー酒屋の出来事日記

バイカー酒屋の出来事日記

三重県四日市市の、お酒専門店『リカープラザ藤井』店長の出来ごと日記です。
趣味のバイク、仕事の様子、商品紹介、日々の出来事などを気が向けば記載していきます。

ご存じの方も多いと思うが、私の息子ちゃんは重度の障害者です。

24時間、誰かが傍にいなければいけません。

私自身が自営業なので、一番長く息子を見ているのは嫁さんです。

それでも交代をしたりしながら、子供の頃より介護を続けています。

 

それこそ幼少期は身体も弱く、24時間目が離せない状態でした。

成長するにつれ、社会的なシステムにも助けられ、1日見る事は減って来ました。

今は形式上、高校生なので、公立の専門的な高校に行っていて、日中はそこで

支援を受けています。

嫁さんの努力もあり、それ以外にもいろいろな施設を医療機関より紹介いただき

利用しています。

 

学校以外で、一番最初に息子ちゃんを時々あずかってくれる施設が、今回お話し

する国立の鈴鹿病院です。

 

 

この病院は、主に障害者を受け入れる病院です。

そして遠方より親御さんと離れ、ここで入院し療養を受けている方もたくさん

いらっしゃいます。

その中には、高齢になり、両親が亡くなったあと、ここで一生を過ごされる方も

いらっしゃいます。

 

我が家の場合、どうしても子供の面倒が家族で見れない状態になった時、一時的に

数日間あずかっていただくシステムを利用しています。

 

 

その鈴鹿病院で、数日前、虐待事件が明るみに出た。

かなり常態化しているのが報道され、ショックを受けている。

 

全国で障害者や高齢者の施設で、時折虐待事件が報道されるが、そのたびに我が家が

利用している施設等は大丈夫だろうか?っと一抹の不安が脳裏をよぎる事もあった。

 

ちなみに今現在、我が家の息子ちゃんは、ここで一時的に預かっていただいている。

嫁さんが預かってもらう日に、事件が発覚し、マスコミが押し寄せている最中に

我が家の息子ちゃんが入院した。

 

今回の入院理由は、明日嫁さんは、障害児を持つ母親たちのママ友と日帰り

旅行なので、利用させていただいた。

そう、このように家族が息抜き出来るために使う事も出来る施設なのである。

 

今回の事件の詳しい内容は、上のバナーをクリックしていただければ見る事が

出来ます。

今後、しかるべき対応をしていただき、利用者が安心して使える施設に変わって

欲しいと切に願う。

非常に難しい問題だが、このような大事件を起こしても、ここを止める事は出来ない。

なぜなら、ここまでの医療機関で、障害者を預かってくれる機関が無いからだ。

 

親御さんの中には、このような施設を一切頼らず、自分で見られている方もいる。

でもそれは自分自身が歳を取り、家族自体も自由を奪われ疲弊する。

我が家は、出来るだけ社会に出て、ネットワークを広げる事により、いろいろな

情報やシステムを利用しながら、皆が少し楽をすると言う考え方をするように

している。

 

重度の障害者を育てるという事は、皆さんが常識に思っている事が、一切出来ない。

たとえば家族で外食する事。

ラーメンを食べに行く事。

国民食、大衆食、と言われるラーメンこそ、最も入りにくい飲食店の一つだ。

とくに小さな個人店は絶対入る事が出来ない。

入り口に段差がある、カウンターしかなく店が狭い、客の出入りが多い。

障害者にとってラーメン屋は問題だらけなので、行きたくても行けない。

 

そんな時にこのような医療機関があると、嫁さんと二人でカウンターの店に

入れたり出来る。

本当に、たまの楽しみである。

 

今回の事件で、鈴鹿病院を安易に非難は出来ない。

もし無くなったり、規模縮小になったら、我々障害者の家族の生活も崩壊しかねない。

是非とも今回事件を起こした数人の関係者の処分や再教育を徹底し、情報を公開し

しかるべき改善策を、我々家族に示していただきたいと思う。

そして二度とこのような事が起こらないようにしていただきたいと切に願う。

 

 

◆◆◆リカープラザ藤井◆◆◆
〒510-0884 三重県四日市市泊町1-3
TEL 059-345-0305
URL https://www.rakuten.co.jp/sakenomori/

 

 

 

 

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