言葉為替 | Lake Placid Blueオフィシャルブログ Powered by Ameba

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「言葉」とは自身の心の内を伝える

手段の一つ。

「嬉しい」「楽しい」「愛しい」

「素晴らしい」「美しい」「可愛い」

「格好良い」っていうような

前向きな感情を表す言葉もあれば、

「悲しい」「淋しい」「苦しい」

「辛い」「憎い」「恐い」「嫌い」

というような暗い気持ちを

表す言葉とか。

これらはあくまで日本語だけど、

世界中に沢山の国があって、

それ以上に沢山の人種があって、

一つの国の中でも地域によって

様々な言語がある。

でも、オレ達は一つの「人間」と

いう生き物で、他人とコミュニケー

ションを取るために使うその「言葉」

とは、不思議と文字や発音が違えども

根本的な意味合いはどの言葉を取って

も共通していると思う。

それは世界中に存在する人間

一人ひとりが皆同じ「心」という

ものを持っていて、その中で生まれる

様々な「感情」一つ一つはほとんど何

も変わらないからだと思う。

でも例えば、「Like」と「Love」

という二つの言葉。

単純に翻訳するとどちらも「好き」

という意味。その対象に対しての

愛情の深さや限られた人物に対して

など、日本人の中ではこの二つの

言葉のその境界線は人それぞれなん

じゃないかな。

僕らは大概は生まれて

1,2年もすれば基本的な言葉の意味は

感じ取れるようになる。

もちろん、耳に入ってくる「言葉」

だけじゃなく目に映る「表情」も

その意味合いを解釈する上で相手が

自分に気持ちを伝える為の「調味料」

の様なものだと思ってる。

でも例えば、「バカ!」って言葉を

誰かに言われたらどう感じるか。

もちろんその相手にもよるしその場の

空気や表情によって、また自身の

モチベーションなんかによっても全然

変わってくると思うけど、

言った本人はいつものノリで冗談で

言っただけ。でも言われた人は、

実はその「バカ!」という言葉に

子供の頃からトラウマを抱えていて

凄く傷付いてしまった。

これは凄く極端な例え話だけど、

大小関係無くどんな「言葉」でも

人と人ととの間には言葉の捉え方に

差があると思う。

それはまるで為替みたいなもの。

今話題になってる円高問題。

日本国内のものを輸出したり

海外のものを輸入したり。

通貨の違いを擦り合わせして

その品物の価値を正しく見出す

外国為替とは違って、言葉の為替の

場合、品物となるものが「思い」で

あるということ。

目に見えない形のないものをそれぞれ

の価値観で言葉にして表現することは

とても難しいことだと思う。

パソコンみたいに心と心をUSBで

リンクできたらいいのに。笑

そんな「言葉為替」が上手に出来る

人。それは相手の気持ちや立場を常に

考えることの出来る思い遣りのある

人だと思う。正直簡単な事じゃないし

中々のそんな人はいない。

そんなつもりで言ったんじゃないの

に、相手に深い心の傷を負わせてし

まったり、逆にそうなるのが怖くて

自分の殻に閉じこもってしまったり。

だけど実は誰もがそんな目に見えない

「思い」を伝えられるってことを

本当は頭のとこかで気付いている。

それは「言葉」とは別の部分。

人それぞれ手段は違うかも知れない

けど、オレ達三人にとってそれは

「音楽」なんだと思う。

そのフレーズに。その歌詞に。

そのコード進行に。そのイントロに。

そのオブリに。その曲順に。

その歌い方に。その弾き方に。

自分達が選んだ「音楽」という

表現手段一つにしても、

色々な角度から聴き手に対して

想いをアウトプットする事が出来る。

そんなイメージで「自分」と「音楽」

の結び目をこれから先、自分達なりに

見出していければいいなぁって

思った。どうかこのブログを読んで

くれた人は、自分なりの気持ちの

伝え方、大切にして下さい。

もしまだ見つからない時は、焦らずに

自分としっかり見つめあって

ゆっくりでいいから前に進んで行けれ

ば必ず自分自身にしかない素敵な何か

に気付けるんじゃないかなぁと思いま

す。


晃一