専門看護師の資格を取得するためには日本看護協会が
定める受験資格を満たした上で認定審査を受験し、
合格する必要があります。


専門看護師の合格率は高めですが、受験資格が厳しいので
なかなか合格者が増えないのが現状です。

専門看護師の受験資格は最低でも看護師として働いて、
5年は実務研修が必要なので一朝一夕で取得できる資格ではありません。


それでも、看護師としてのステータスを向上させるため
専門看護師を目指す人はたくさんいます。

専門看護師の受験資格を満たすことができれば、
専門看護師認定審査に申し込むことができます。

認定審査の申込みはまずインターネット上の「資格認定制度審査・申請システム」
からWEB申請を行ないます。

資格認定制度審査・申請システムにログインするためには看護師免許番号を
入力する必要があり、ログイン後の個人情報入力画面では氏名、住所、電話番号等の
個人情報や現在の所属医療機関の情報を入力します。

その後、資格認定制度審査・申請システム上で履歴書を提出し、認定審査料の
振込みを行ないます。

そして、申請に必要な書類を日本看護協会に郵送し、看護実績報告書は
資格認定制度審査・申請システムからオンライン提出します。

これらの登録や申請にはそれぞれ期限が設けられているので
余裕を持って提出する方がいいでしょう。

ここまでの提出書類で書類審査が行なわれ、書類審査で合格すれば
認定審査を受験することができます。


そして、認定審査(筆記試験)を合格すれば念願の専門看護師
の認定証を受け取ることができます。

専門看護師とは看護師の資格を有している者が一定の条件を満たすことで
認められる専門的な看護技術と知識を持つ看護師です。

専門看護師が専門的な看護技術や知識を有するのは
日本看護協会の制度委員会が定めた専門看護分野において認められます。


専門看護分野にはがん看護、精神看護、地域看護、慢性疾患看護、
急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援、在宅看護、老人看護、
小児看護、母性看護
の11分野が存在します。

それでは看護師が専門看護師の資格と
取得するための基準について説明します。

まず看護師として資格を取得後に医療施設や福祉施設などで通算で5年以上の
実務研修を行っている必要があります。


さらにその5年の実務研修の中で3年以上は自分が目指す専門看護師の専門看護分野
に関する実務研修であることがまず条件のひとつとなります。

また、これまで教育課程終了後6ヶ月以上の実務研修を
受験の資格要件に盛り込まれていましたが
受験者数を増やすために廃止されました。

実務研修期間中の就業形態についてもフルタイム勤務という条件が無くなり、
非常勤勤務でも実務研修時間に加味されることになりました。

最後に専門看護師の受験資格要件として
看護実績報告書の提出が義務付けられています。


看護実績報告書には「実践」「コンサルテーション」「コーディネーション」「倫理調整」
「教育」「研究」の6つがあり、実践は2例、コンサルテーションは1例、コーディネーションは1例、
倫理調整は1例を提出する必要があります。

また教育については実際に実施した教育活動についての報告が必要で、
研究については修士課程で行なった研究についての報告が必要になります。

これらの厳しい基準を満たして初めて、
専門看護師の認定審査を受験することができるのです。



看護師としてのステップアップ資格に
認定看護師と専門看護師がありますね。

明確に違いを知っていますか?


専門看護師と認定看護師の違いは
まず専門看護の分野が異なります。

専門看護師の専門看護分野には
がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、
小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、
家族支援、在宅看護
の11分野が存在します。

認定看護師の認定看護分野には
救急看護、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、
がん化学療法看護、がん性疼痛看護、訪問看護、
感染管理、糖尿病看護、不妊症看護、
新生児集中ケア、透析看護、手術看護、乳がん看護、
摂食・嚥下障害看護、小児救急看護、
認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護、
がん放射線療法看護、慢性呼吸器疾患看護、慢性心不全看護
の21分野が存在します。

例えば、がんに関する看護分野において専門看護師は
「がん看護」という分かりやすい分類が
あるのに対し、認定看護師は「がん化学療法看護」
「がん性疼痛看護」「乳がん看護」「がん放射線療法看護」
など細かく分かれています。

認定看護師はそれぞれの看護分野において
高い水準の看護技術と知識を持つスペシャリストの
称号と言っていいでしょう。

認定看護師はそれぞれの特定の看護分野において
患者またはその家族に高水準の看護技術を
実践し、さらに他の看護師に教育指導する役割も担っています。


一方、専門看護師はそれぞれの看護分野において
卓越した看護技術と知識を持つスペシャリストですが
認定看護師と異なる点は単に専門的な看護技術を提供するだけでなく
円滑に看護が進行するための
関連各所との調整を実施する役割を担っています。

さらに患者及びその家族に対して、
倫理的な問題の解決を図る調整役も担っています。

そして、専門看護師はそれぞれの専門看護分野において、
さらなる知識と技術の向上のために
研究活動を実施するという責務があります。



とったからいいという資格ではありません。
でも極めることでより、看護師としてのスキルを磨く事が出来るのです。

日々精進です!