これも、別荘探しの際、仲介業者に色々連れて行って感じたことだけど・・・
 
別荘地は、管理形態がしっかりしたところにした方がよいということだ。
なかにはその別荘地エリアには住民以外は入れないものもある。
エリアに入る入口に可動式のバリケードがあって会員カード?を差し込まないと入れないというものだ。
 
そう、マンションの管理形態と非常によく似ているのだ。
マンション管理が立体物管理なのに対して、別荘地は平面管理なのだ。
マンションと異なるのは、供用部分、マンションでいうと廊下や階段などは、オーナー全員の持ち物であるが、別荘地内の道は別荘地管理会社が持つ私道なのだ。
ということは・・・自分の土地と建物があっても管理会社が所有する私道を利用しないとマイ別荘に行けないわけ。
 
この辺りの別荘地は、鳴沢村にあり、富士箱根伊豆国立公園内ということで自然公園法の指定区域になっている。区分は普通地域なので、かなり緩いがそれでも規制や指針がある。
 鳴沢村の建築確認申請のページにも記載されていますが、別荘地では自主規制というものの、別荘地の品位を維持するために別荘地ごとに厳しい管理規約を定めています。
 
富士桜高原別荘地では・・・・
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区画を分割してはいけないとか、別荘もしくは保養所以外の建物を建ててはいけないなど、当たり前のこと以外に・・・・
工事に関する特別規約なるものがあり、日曜祭日、5月連休、お盆時は工事NG。建坪率20%、容積率40%以下。建物は隣地境界から2.5メートル、道路から3.5メートル離す。道路沿いの植栽も道路から1メートル離す。工作物の色も周囲の風致と調和するものとしサンプルまで提出、基礎の深さや材質までも規定している他、工事請負費の2%を道路補修費として納めさせるなど、細かく定められている。当然、規約でうたっているだけではなく、図面や見積、契約書の写しなども含めて提出させ、チェックされ、承認が降りないと建てられない。
 
通常の管理でも、別荘地内に不審者がいないかも、パトロールをしているし、雪除作業も即時行う。敷地内の選定や、布団の貸出等の有料サービスもありの24時間体制で管理されている。つまり、別荘地は、自治体の管理下に置かれていない施設管理地なのです。
 
ということで・・・別荘地を管理する管理会社の質が重要なポイントになる。
まれに、高原別荘地内という冠があるもので、町の小さな建設業者などが管理しているものがあるが、このような案件は避けた方がいい。実際、建てられている建物などを見てみると、あいまいなルールで管理されていることがすぐわかる。規約で建ぺい率をルールで決めていると思われるが、明らかにおかしいという物件がある。その別荘地内にあった看板には、「この別荘地内で建築物を建てるばあいは指定の業者○○○以外は請負できません。」と書かれているにもかかわらずだ。
 
このように、別荘地内での規律が保たれているか否かは、実際に別荘地内に足を運んでみると一目瞭然でわかる。
 
別荘選びは、建物選び以上に、別荘地内の管理が行き届いているかをチェックすべし!!
 
では、管理会社の運営費はどこから捻出されているかと言うと・・・
年間一括して支払う管理費(年間一括)と取得時に一括して支払う修繕積立基金である。
この積立金、退去時に返金してくれる別荘地もある。要チェックだ。(富士桜高原の場合は返金される)
また、水道も私設水道なので、年一括して支払うことになる。
おいしい富士山の地下水を思いっきり飲めるぞ!!