






【Vol.10】 クリスマス
~一部抜粋~
オレがいつも持ち歩いてるiPodに、クリスマスソングは1曲も入ってない。クリスマスが近づいても、あえて聴くことはしないんだ。オレ自身、クリスマスを意識したことがあんまりないからなのかな。インタビューで「クリスマスの思い出は?」って質問が多くなると、”ああ、今年ももうこんな季節なんだな”と思う。
サンタクロースの存在は小さいころ、たぶん小2か小3までは信じていた、と思う。
いつもお母さんに「このゲームがほしいって、サンタさんにいっといて」って伝えてもらってたんだ。サンタさんあてに、手紙を書いて置いといたこともあったっけ。それなのにある年
ゲームソフトを頼んだはずなのに、かけ算セットが置いてあった!
ゲームがほしかったオレは、当然がっかりした。それ以来”サンタクロースは、本当はいないんじゃないか⁉︎”って思うようになったんだ。
事務所に入ってからは、クリスマスは毎年仕事してるね。だから、特別な感じがなくなっちゃったのかもしれない。
べつにクリスマスは休みじゃなくてもいいんだ。オレにとっては、たいして重要じゃない。
移動中に、車の窓から見えるイルミネーション。キレイだなと思って、なんとなく見ちゃう。東京だったら、六本木ヒルズのブルーのイルミネーションが好き。昔は家でもツリーを飾ってたけど、最近はまったくなくなったな。もしオレがプロデュースするとしたら、控えめで大人っぽいイルミネーションにしたい。でも、最新技術のLEDは使いたい!それで、恋人たちの思い出に、彩を添えられたらいいよね。
正直いうと、オレは他人のイロ恋なんてどうでもいいんだ。まったく興味がない!
それより自分が幸せに過ごすことのほうが、大事じゃない?だからこの時期に街中がカップルだらけになっても、全然気にならないし、うらやましくも思わないんだ。
女の子にとっては、クリスマスが重要なイベントだっていうのはわかる。だから、好きなコのためには、何かしてあげたいって思う。
大人数で集まるときに幹事で仕切るのは得意じゃないけど、2人きりだったらきっとがんばっちゃう。せっかくやるなら、とことんロマンチックなことしたいじゃん。
女の子を喜ばせてあげたいっていうのが、男心ってもんでしょ。
将来、結婚して子どもが生まれたとしたら、そのコにも絶対ロマンチックなことをしてあげたい。
オレの友達でガタイがいいヤツに頼んで、ヒゲつけてサンタさん役をやってもらうの。
子どもに対して”サンタさんはお父さんじゃないんだよ”ってアピールも含めてね。そういう演出にはテレとかは、まったくない。用意周到に準備を進める。やっぱさ、サプライズに喜ぶみんなの笑顔が見たいじゃん!



