今回は、ほんの数日だけとなった記述の対策について


9月中旬から本格的に試験勉強を開始し、
択一式の法令科目だけならかなり解けるようになってきたので
10月中旬になって、模試の通信受講を申し込んでみました。


メインテキストとしていたのが伊藤塾だったので

伊藤塾の中間模試、最終模試という名前の公開模試です。


最初に解いた記述式の問題は、中間模試で出題された

「嫡出否認の訴え」と行政事件訴訟法の「訴訟選択」。


そのWEB講義で記述式の取り組み方を学びました。


また科目や分野毎の特性については、
資格の大原の無料セミナー2本が決定的に役にたちました。
(現在削除済)

これから始める方のためにそこで知った対策を
ここに示しておきます。
特性を把握してから対策というのが私の基本スタイルでした。


☆定義・原理原則がメインテーマとなる可能性が高い分野

 行政作用法 行政手続法 地方自治法

☆条文の要件からの当てはめがメイン

 債権総論・各論 行政事件訴訟法

☆条文の効果論がメイン

 物権 債権各論 家族法




今年の出題となった嫡出否認の訴えについては、
10月に公開されたLECの無料ヤマあて講座の中で
野畑講師がこのレジュメを使いながら、
ここは記述でも注意とおっしゃっていたり、

また資格の大原が、直前対策として無料で配信していた
「行政法・民法直前すっきり講座」の
レジュメの中にも、
嫡出否認の訴え等の比較穴埋め問題があったり、


LECの豊村講師も試験二日前のエントリーで
民法記述の嫡出否認の訴えは危ないと書いていらしたりと、、

こんなに多くの予備校が「出る」サインを出してる以上、
受験生全員が用意してると考え完全に暗記して臨みました。




また、民法185条については、やはり10月に入ってから
LECの横溝講師が記述民法要注意条文という
こちらの穴埋め問題集を公開されていたので
記事をEvernoteに転送し暗記したりしてました。

この記事では物権~担保物権全範囲から
「たった17コ」の条文が取り上げられているだけなのですが、

今年の記述で書かされた文言がピンポイントで
穴埋めとなってるのが確認できますよね?



行政書士試験の講師のブログリンク集は、

直前期には毎日スマホで寝る前にチェックしてみてください。
来年の問題もその情報の中にすべて予言されてるはずです。


原処分主義の問題については、
基礎知識なのでみなさん書けたとおもいますが、
私は危なかったです。


なんとか形にできたのは、

またもや無料講座で申し訳ないのですが、

過去3~5年の択一の問題を記述用にランク分けして、
コメントを加えるという
伊藤塾のWEB講座と完璧に整理されたレジュメのおかげです。



その中で平林講師が

「原告適格ならみなさん書けるんですよ~

でも、被告適格はどうです?

うっっ・・・てなりません?

行政庁じゃなくて行政主体だとか」

のようなことをおっしゃっていたので

その点、強く意識することになりました。


この無料公開講座は一週間程で削除されてしまったので
存在すら知らない方が多いかもしれません。

平林講師が自身のブログの中で、
択一から記述をこんな風に予測するっていう
こちらの記事を書いてらっしゃいますのでご参考に。

確か、40肢ぐらい解説されていたと思います。


本試験の出題結果はご存知のとおりです。


以上の作業を5日ほどこなした結果、

記述式にどうにか取り組む形ができたようにおもいます。



また、振り返ってみると、
10月にはいってから無料公開された

各予備校の講座、レジュメ、講師のブログだけで

3問解けるぐらいになっていたことから考えると
直前の情報収集は効果的だったようにおもいます。


独学の方は独学であることを優先して
予備校の情報を拒否することになるのでしょうが、

これから始める方には、
せめて無料公開講座とレジュメについては
どんどん利用してみることを強くオススメします。


わたしのようにベッドの中で
ネコちゃんとゴロゴロしながら
スマホで聴けるので手軽です。


その情報をうまく利用し、
非独学者として個性あふれる講師と出会いながら
試験勉強を進めること。

そのこと自体が何より「楽」で、
そして「楽しかった」というのが、
私の偽らざる感想です。


にほんブログ村 資格ブログへ
にほんブログ村