今年の4月末に船を降り、ひと夏遊びまくって、9月に土木の会社に入った。


転職先は悩みに悩んだ。

多動の傾向があるので、屋内でじっと仕事をしているよりは、体を動かしている方が性に合う気はした。

でも、性格的には、落ち着いた環境で日々ルーティンワークをこなす方が向いているだろうとは思った。ハローワークに行ったら、簿記とかパソコン関係の資格取得補助みたいなポスターがあっめ、事務員への就職をサポート、などと宣伝されていて、それもかなり惹かれた。力仕事より頭脳労働の方が向いていると言われたことは多いし、自分でもそう思うし、これを機にホワイトカラーにジョブチェンジしようかなとも考えた。


けど、、、


それは逃げたみたいで悔しいじゃん。

決して事務員さんなどの職業を軽んじているわけではありません。

でも、船が無理だったとしても、また別の業種の現場職に挑戦して、そこで大成できれば船での挫折も報われる気がしたと言いますか。

やっぱり現場で直接モノを触って汗水垂らして働く、っていう働き方をしたかった。

船は諦めたけど、つぎは重機に挑戦してみたいと思った。まだ22歳なんだから多少の無理は効くだろうし、何選んでも正解なんだから、と吹っ切れた気持ちになった。


土木系、建築系の転職エージェントに登録し、たくさんの会社の紹介を受けた。

暇さえあればインディードで求人票を調べ、職場見学や面接に行った。

琵琶湖沿岸の大きな船会社にもエントリーし、最終面接まで行ったけどそれは落ちた。ワンチャン受かればまた船員になろうと考えてたけど落ちたので凹んだ。

また別の琵琶湖の船会社も一応見学行ってみたけど、暇そう過ぎて辞退した。

従業員のほとんどが東南アジア人(日本人は辞めた)という解体屋さんからは今すぐにでも来ていいよ、と言われたけど、ちょっと怖かったのでそこも辞退してしまった。

あと、謎に花屋の面接も受けてみたけど案の定落ちた。別にそれは凹まなかった。


ある日は、インディードで求人を出していた土木会社の面接に行った。

いかついスキンヘッドの社長と、ミニスカ履いた奥さんと3人で話をした。

「なぜうちを選んだの?」

「船でどんな仕事をしてたの?」

「なぜ船を辞めたの?」

など色々質問されて、5個目の質問で、

「ところで、酒は呑めるか?」と聞かれた。

なんか、この時点で前の職場と同じ匂いを感じて、面白かった。笑

『呑めますよー!何でも呑みます』

と答えたら、

「そりゃ最高やね」と夫婦して笑ってくれた。

和気あいあいと面接は進み、「合否は1週間くらいしたら連絡するからね」と言われ、社長の奥さんが車で最寄駅まで送ってくれた。


いい感じの会社だったなぁーとか思いつつ、その午後に近所のブックオフで本を立ち読みしてたら、奥さんから電話がかかってきた。

「あのねぇー、1週間後とか言ってたけど、社長があなたのことをいたく気に入ってね、もう来てもらってもいいかな?」

(!?!!!!😮😮😮え、ないす!!!)

『はい!お願いいたします!!』


という感じで今の会社が決まった。


まずは日当8500円の試用期間からスタートし、現在は、毎日砂まみれセメントまみれになりながら頑張っています。

たまに社長にご飯に連れてってもらったり、社員旅行で淡路島に行ったりも、、、🐙


怒られることも多いけど、初めて船に乗ったときを思い出すなあ、、、とほくそえんだり。

ひとまず今は土方初心者として、前向いて生きていこ。