自転車と鶏
カップヌードルミュージアム
安藤百福氏がインスタントラーメンを開発した研究室のレプリカ
自転車と鶏で祖父を連想
祖父の家には同じような自転車があった
これに乗り祖父は仕事に出かけていた
元気な頃の祖父の姿が目に浮かぶ
庭には鶏がたくさん飼われていた
幼い私は鶏を追っかけて遊んでいた
ある日の夕餉に鶏の水炊き
先ほど庭を駆けずり回っていた鶏が入っている
どうやら祖父が絞めてご馳走してくれた
肉にはわずかに羽根が付いていた
そんなことで鶏肉が嫌いになった
やがて大人になり食べ物の嗜好は変化
酒を飲む時に焼き鳥は必然
いつの間にか鶏は大好物となる
そんな事を思い浮かべて孫とカップヌードルミュージアムを楽しんだ
カップヌードルのカップに色付けし
スープと具はお好みで作る
ひよこちゃんをチョイス
エアーバッグに入れてオリジナルカップヌードルを持ち帰る
家でさっそく食べた
祖父との遠い昔がよみがえる
孫はひよこちゃんを好んで食べた
チキンラーメンは高校時代
深夜に友人宅で親に内緒で作り
テレビ映画「ルート66」を観ながら食べていた
マーティン・ミルナー ジョージ・マハリスが演じる若者二人がオープンカーで旅する
憧れのアメリカを夢見ていた
私にとってカップヌードルミュージアムは記憶の宝庫