ビタミンC点滴の研究が進むにつれ、アメリカだけでなくカナダ、韓国などにも高濃度ビタミンC点滴療法が浸透していきました。アメリカでは、すでに1万人以上の医師がこの治療法を採用しています。

 

しかし日本では、超高濃度ビタミンC点滴によるがん治療を行っているクリニックが全国で400ほどと、けっして多くありません。すべての人がこの治療を受けられる状況には、ほど遠いのです。

 

ご存じのとおり、一般の病院では、がん治療には「手術・抗がん剤・放射線」の3大療法を組み合わせるのが基本です。これらはすべて健康保険が適用されます。

 

一方、ビタミンC点滴は保険適用外の自由診療です。現在の日本では、一つの病院で保険適用の治療と適用外の治療を受ける、いわゆる「混合治療」は禁止されています。例外として、一部の高度先進治療などは混合治療が認められており、治療費は保険適用の分の自己負担分に加え、自由診療の分の全額が加算されることになります。が、ビタミンC点滴は高度先進治療に含まれていません。今後どうなるかは未定ですが、2014年2月現在は不確実な状況です。

 

ともあれ、現状ではがんの3大治療を行う病院でビタミンC点滴治療を行うことはできません。これが日本でビタミンC点滴の普及が遅れている大きな要因です。

 

 

▼絶糖(糖質制限)がガンを治療するメカニズム解説はこちら
http://dr-nishiwaki.com
(西脇俊二『超高濃度ビタミンCと断糖療法でガンが消える!』より)
 

 

 



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