ハタイクリニックに来るがんの患者さんは、末期の人が多いというのは前にも述べました。うちのような特殊な医院は、他の病院で「打つ手がない」と言われて困り果てた末に来る場合が多いからでしょう。しかし当然のことですが、末期ではなく初期のがんの人も来院しています。そんな例をひとつ紹介しましょう。

 

名古屋在住の45歳の女性Dさん初期の卵巣がんでした。定期的にがん検診をしていたので、早い段階で見つけることができたのです。婦人科系のがんや乳がんは、検診で見つけて初期のうちに来る人が比較的多くいます。

 

まだ手術する段階ではなく、痛みもありません。末期がんの人と違い、身体はピンピンしています。ただ、抗がん剤を使っていたので、頭はツルツルでした。そのときも抗がん剤でがんの成長を抑えてはいたのですが、心配だからうちのクリニックに来院したとのことでした。

 

Dさんには、75gのビタミンC点滴を週3日投与して、漢方薬を処方しました。そして、他の患者さんと同様に断糖を始めてもらいました。

 

この治療を、まずは3ヵ月続けてもらうつもりだったのですが……なんと、29回目でがんが治ってしまったのです。もともと通っていた病院の画像検査の結果が出てきたら、29回目の時点でがんが消えていることが判明しました。3ヵ月後のCA125の腫瘍マーカーは、26.7U/mlから正常値の8.0U/mlに低下していました。

 

さらに抗がん剤投与終了3ヵ月後にDさんの髪の毛は元通りに生えそろいました。これは超高濃度ビタミンC点滴の作用だと思われます。

 

現在Dさんは、再発を予防するため、25gの点滴を月2回だけ受けています。最初からずっと変わらず、元気なままで通っています。

 

初期のがんだから早く治るだろうと予想していたのですが、これほど早く完治するとは僕自身も驚きました。医師としては、患者さんが早く治るのは一番嬉しいことです。ビタミンC点滴と断糖の治療法は、たしかに末期がんを完治させた実績がありますが、当然、初期のほうが治る可能性は高いのです。患者のみなさんには「打つ手がない」と言われたからではなく、がんが発覚したらすぐにビタミンC点滴と断糖の治療法を始めていただきたいと思います。


 

▼絶糖(糖質制限)がガンを治療するメカニズム解説はこちら http://dr-nishiwaki.com (西脇俊二『超高濃度ビタミンCと断糖療法でガンが消える!』より)

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