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 精神科医・西脇俊二
 糖質制限で高血圧、糖尿病を
 ガンなどの現代病を治療!
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こんにちは。
精神科医の西脇俊二です。


最近よく読者などの方から


「糖質制限と脱糖は違うのですか?」


という質問を頂きます。

結論から書きますと違います。


糖質制限は徐々に
糖質の摂取量を減らしていく
という方法をとることが多いようです。


一方、脱糖メソッドでは、
まず3日間、糖質を極力断ちます。


ポイントは


【炭水化物の中毒性】


です。


ご飯やパン等の食品に含まれる
炭水化物には中毒性があります。


ですので、徐々に量を減らそうとしても
脳が糖質を欲しがるのでうまくいきません。



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■ヒントは禁煙にあった!
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炭水化物を摂ると、
脳内にβエンドルフィンという
中毒性の高い物質が生成されます。


これが「また食べたい」という気持ちを生み
糖質の摂取量はなかなか減りません。


これと似ているのが「タバコ」です。

タバコも脳内に快楽物質を生みます。


あなたが「禁煙したい」と考えた時、
徐々に量を減らしていこうと思っても
なかなかうまくいきません。


かえって思い切って完全に断ったほうが
禁煙に成功しやすいと言われています。


ですので糖質の場合も、

まずは3日間完全に断つことによって
身体が糖質を欲しない状態をつくる

ことがとても重要なカギとなります。


糖質制限ダイエット関連の書籍の
料理のレシピなどを拝見していると、
料理の付け合わせに糖質を大量に含む
根菜類が添えられていることがあります。


これによって中毒性のスパイラルが続き
高い効果は得られないので要注意です。



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■糖質を断つと危険では?
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「糖質を断つ」というと、
危険に感じる方もいるようです。


しかし、それは間違っています。


糖質の摂取量を減らすと
懸念されるのが「低血糖症」


低血糖症は、本来は
血糖値が60mg/dl未満になる
ことをいいます。


しかしそれ以上の血糖値でも
血糖値の急激な変化で
自律神経に異常をきたして、
めまいなどの症状を起こします。


この症状は血糖値が高い状態から
急に血糖値が落ちて起こります。


大量に炭水化物を摂取すると
その後、血糖値はストンと落ちます。


ですから、脱糖のように
普段からほとんど糖質を摂らなければ
上に書いたような急激な変化は起こらず
低血糖症のような症状は起こりません。


また魚や肉類などをきちんと
食べていれば、タンパク質などを
分解して必要な糖を作ることができます。


ですので、たとえ脱糖をしていても
適切な量の食事を続けていれば、
普段の生活に必要な糖質は
十分に確保することができるのです。



精神科医・西脇俊二

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精神科医・西脇俊二


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