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 精神科医・西脇俊二
 糖質制限で高血圧、糖尿病を
 ガンなどの現代病を治療!

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こんにちは。
精神科医の西脇俊二です。


糖質の摂取を1日あたり
4~5gに抑えるのが断糖ですが
世の中の食べ物の多くに
糖質が含まれています。


特に日本人はごはんなどの
炭水化物を主食と考えています。


そして多くの人が
その美味しさを知っています。


さらに厄介なのが、
炭水化物には中毒性がある点。


だから多くの人が
なかなか断糖を継続して
習慣化することができません。


今回は、私の専門分野でもある
精神・心理的な観点から、


【ムリなく糖質制限を続けるコツ】


についてお話ししていきます。



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■潜在意識があなたを支配している!
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まず、そもそも
なぜ断糖を続けることが
難しいのでしょうか?


この原因は「潜在意識」です。


潜在意識とは、
自分では意識をしていない
隠れた意識のことです。


実は人間の行動の9割は、
この潜在意識に支配されている

と言われています。


たとえば、あなたが
痩せたいと考えていても
潜在意識は本能的に


「美味しいものを食べたい!」
「甘いものを我慢したくない!」


という風に考えます。


食欲は人間の本能ですから
ある意味では仕方ありません。


ダイエットがうまくいかないのは
顕在意識と潜在意識の強さを比べた場合


痩せたい(顕在意識) < 食べたい(潜在意識)


という形で、

潜在意識のほうが強いので
欲望に負けてしまうのです。



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■潜在意識を変えれば、断糖は続く!
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ここで
ポイントになるのは


【潜在意識を書き換える】


ことです。


人間の潜在意識は、
快楽を得ることよりも
痛みを避けるほうが
より強い動機とします。


つまり、


「炭水化物を食べたい」
という快楽を得たい潜在意識



「炭水化物を摂ったらヤバい!!」
という痛みを避ける潜在意識


に書き換えればよいのです。


しかし、ただ単に
炭水化物=ヤバいと思うのは
なかなか難しいでしょう。


これまで普通に食べてきて、
今も周りの人が食べているものを
「ヤバい」と思うのは難しい。


ただ、工夫を加えると、
潜在意識を書き換える
ハードルは下がります。


その工夫とは、


「炭水化物を角砂糖に置き換える」


という方法です。


たとえば、食パン1切れ(6枚切)は
"角砂糖6.5個分"の糖質を含んでいます。


ごはん1膳(150g)ならば
糖質はなんと"角砂糖14個分"です。


こう考えると、
ごはんやパンを食べるのを
少し躊躇してしまいますよね。


このように炭水化物や食べ物に
含まれる糖質の量を明確にすれば
潜在意識が痛みを避けようとするので
断糖を続けやすくなるのです。



精神科医・西脇俊二