待ち時間に「前回のレッスン受けてどうでした?」と聞いてみた。
すると
「楽しい、しか知らなくて
表現する、を知らないことに気づいた。」
と話してくれた。
なるほど、そりゃそうかもな。
特にカラオケともなると、楽しいって唄い方しか知らない人の方がほとんどだもの。
それでも表現することを選んだ。
前回と違って、黒のVネックニットのいで立ちで
ずいぶん爽やかさは抜けた。
しっとり唄ったり、自分を壊してしまう勢いだったり
とにかく、表現に没頭した。
が、
要所要所、現実の自分が戻ってくる瞬間がある。
大人の男の色気を出したいのに
フッと彼の人懐っこさが声に現れる瞬間。
女性ならわかるかもしれないが
その勢いのまま恋に落ちたいのに
急に現実味を帯びた言動に触れ冷める、みたいな。
女は夢の世界へ連れてってくれる男に惚れる。
そのままずーっと先の方まで連れて行ってほしいのだ。
だから、戻ってこないで。
行くならそのまま。
演じ切って。
その想いを伝えるために、意識、演出、身体の動き、すべてをフルに使って
見に来た全員の、いや女性たちの五感を満たしてほしい。
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