それを知ってしまったら、もう戻ってこれない。
彼女はしきりに、そう語っているように見えた。

頭ではわかっている。
でも、本当にそうしてしまったらどうなる?
わたしは、私でいられるのだろうか。

彼女の歌からは、そんな思いがあふれていた。


何度歌っても、どこか理性で保っているような、
その曲の中にぐっと入っていく瞬間はない。

それでも、いくら心でそうしようとしても、
涙は答えを知っていた。


涙がなぜ流れるのだろうなんて、確かめる必要はない。
ただ流れている。それだけだ。
そしてそれが答えだ。


本番では、ただただ
自分の琴線に触れる瞬間を感じたくて歌う。

アーティスト活動とは、究極の自己満足であり、
そこから溢れる愛に触れた先に感動がある。

アーティストとして生きるなら、どんな表現場所であれ、
その覚悟を見せるしかない。
これは私からのエールであり、最後通告のようなものかもしれない。



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