常連は救いでもあり、脅威でもある。


固定客がつくのはありがたい。

それは、営業でも、小売でも、モノやサービスを売る側からしたら有り難い話しである。

ただ、常連とは馴れ合いになりがちであり、ワガママを通す人も少なくない。

常連も一見も、公平・公正・平等に扱えれば別だが、常連の方には感謝のキモチから少しずつ特別感を与えてしまうのが世の常だろう。


常連といえば、売る側が潤うくらいお金を落とす人はどのくらいいるだろうか!?

しかも、常顧客が一人しかいなければ、心もとない。

ファンをどんどん増やす必要がある。

だから、ある意味、公正・公平・平等さを担保しないといけないのだ。


例えば、とある街にたこ焼き居酒屋がある。

軒先でたこ焼きの持ち帰りもできる。

当初は、たこ焼きを買いにくる住民も多かったが、気付けば、全くいなくなった。

というのも、店主は常連たちの相手に忙しく、たこ焼きの味は落ち、ソースや爪楊枝のサービスも不十分になり、常連たち以外の客にとっては愛嬌もなにもない店になっていったのだ。

だが、常連といえど、ほとんど会社員であり、毎日欠かさず通える訳ではなく、閑古鳥が鳴く日も見られた。

でも、こうなったら、時すでに遅しである。


今さら新客も来ないし、常連客に媚びるしかない。

と、なれば、常連客はますますワガママになり、新客は絶対的に寄り付かなくなる。

悪循環である。


こうならないための公平・公正・平等だ。