宝塚を観劇すると、いつも組織論を考えさせられた。


宝塚歌劇は実に上下関係が明確にされている。

かと言って、それがマイナスに働くのかと思えば、相乗効果が起こることが多い組織だと思う。

週刊誌で、いっとき、内部告発として、いじめについて暴露されていたが、私には真相はわからない。


だから、実際に怪我をさせたという件はまた別だが、

それ以外は指導のいっかんの範疇で、受け止め方の個人差の違いとも思うため、ここでは触れない。


もともと芸術脳が無い私は、マーケティングの仕事をする上で右脳も左脳と同じくらい機能させねばと焦っていた頃がある。

根っからの芸術的センスがない自分が右脳を鍛えるため、なにが許容範囲で出来ることなのかを考えた。その時に想起したなが、宝塚歌劇だ。

実際に観劇してみると、芸術でもあり、エンターテイメントでもあり、非日常に浸れる場でもあった。

異次元に行った感覚だった。

ひと組70人前後が協力して創り上げる作品。

70人と言えば、それだけで会社が成り立つ規模である。

ひとつの企業で考えると、威張る者、意地悪する者、ネガティブな者、などあまりよろしくない輩も少なからずいる。

もしかしたら、宝塚歌劇団にもいるかもしれないが、作品を観れば、その違いは明確だ。

強い組織とわかる。

志を同じにするものが同じ方向を向き、一つ一つの作品の完成度を上げるために、切磋琢磨しつつ助け合っていることがよくわかる。


足の引っ張り合いだけをしていれば、完成度は低く、客足も遠のく。

だが、チケットが手に入らない状況をみれば、答えは一目瞭然だ。


宝塚が好きな人は、推しが退団すると一時は宝塚と疎遠になるものもいるが、高確率で戻ってくる。


だから、宝塚を観劇すると、どうやったら、こういう魅力的な組織をつくれるのかをいつも考えてしまう。


ちなみに、

森下信雄著

『元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略』

は、私のバイブルの一冊だ。