さすがにもう手が回らない!
助けて!
と、思ったところで、救いの手が現れた。
上司が私に手作うよう指示を出していた案件を、サポートのサポートでよいと軽い業務に変更をしてくれたのだ。
聞くところによると、『猫の手も借りたい』と言った当事者達が、実は手すきだったことが判明したらしい。
それが上司にバレたのだ。
これを聞いて、呆気にとられ、笑うしかなかった。
そんなこと、30代後半にもなって、しかも役職がついた人間がわからないとは!?
救いようがない。
だが、彼らは、自分たちを逸材であると自負していて、私が代わりにやっていた業務を全否定してからのサポートのサポートでいいと言ってきた。
どうぞ、どうぞ!
そんな言い方をされても、もはや傷つきません。
なぜなら、私はあなた方の仕事を本当にやりたくなかったから、解放されて機嫌が良いのだ。
もちろん、昔の私なら、ショックで落ち込んだり、仲良しの同僚に愚痴って憂さ晴らしをしていたことは間違いない。
が、今はその時間がもったいないと思うのだ。
彼らについて、思いを馳せる行為も時間も惜しいのだ。
それなら、早く帰宅して自分の時間に充てたい。
プラス、、、彼らがやろうとしていることはベースに私のアイディアがあるのだ。
好きなだけ、パクってくれと思っている。
昔から、どの業界でもアイディアを盗むことは日常茶飯事であるから、全部は披露しないのが鉄則である。
よって私も全容は見せていない。
きっと彼らは、私に話しを聞きたくなるはず。
でも、プライドが赦さないのではなかろうかと。
たまには、こんなふうに私もほくそ笑むこともある。
