約1年前に私は転職活動をした。
まさか退職することになるとは思わなかった。
不満はあったが、どこの会社で働いたとしても、不満は付きものである。それはわかっていた。
だから、前職に対して気を病んでいた末の転職ではなく、どこか自然の流れの転職でもあった。
とは言え、いざ転職をするには履歴書が通ることも重要だし、面接という高いハードルを突破することも必須になる。
この私、実に不器用でお世辞が言えない性格ゆえ、志望する企業はたった1社で、その企業以外は行きたくない。が、一応、他社にも、失礼ながら練習であり、滑り止めと思い履歴書は送った。
お察しの通り、決して、志望動機は上手な出来とは言えなかった。
運良く他社も面接まで進んだが、やはり、志望動機が語れなかった。
理由は簡単で、志望していないため、行きたい理由が思いつかなかったのだ。実に素直な理由である。
採用担当者もプロだから、それは伝わっていただろう。決め手に欠けたと思う。
君がなにを弊社でやりたいのかイメージがつかない、とも言われた。さすがプロの人事!
かと言って、正真正銘の本命企業に受かる確証も保証もない。
どうしよう、、、と、悩んだ時に友人に相談したら、友人から、TBSアナウンサーの安住紳一郎氏の新卒採用面接の話しを聞いた。
大勢の役員達を相手に笑いをとって受かったと。
要は、飾って自分をよく見せても化けの皮は剥がされる。
であれば、相手に素の自分を見せ、正直なキモチと社会人として問題ない対話力があることを見せればいいんだと。
なるほど。腹を括った。
最終面談は、たった1回のチャンス。
終わってから、もっとあぁすれば良かったと後悔するくらいなら、楽しみすぎちゃったなと思える面接(時間)にしようと決めた。
おかげでご縁は紡げ、今、とても幸せである。
そして、第六感や宿命みたいなものを信じる私は、アラフィフで転職し、今の会社に入ったのも、意味があるものと確信している。
私の人生の中で、必要な時間なのだろう。
定年までの10年ちょっと、それがなにか探っていこう。
