2012 ロンドンオリンピックの閉会式が現地時間8/12に行われました。





これで今回のオリンピックは終了です。





日本代表は金メダル7個、銀メダル14個、銅メダル17個、計38個、とアテネオリンピックを上まわりメダル総数最多を記録しました。





久々に獲得するメダルも多く、何十何年ぶりというのをよく聞きました。





選手のみなさん、お疲れさまでした。





さて、それはそれとして、ある意味今回のオリンピックは競技以上に楽しみにしていたのが、開会式と閉会式です。





UKロックを中心とする洋楽で育ってきたわたしとしては、誰が出るのか、どんな曲を使うのか、非常に楽しみでした。





開会式で芸術監督したのが映画『スラムドッグミリオネア』でアカデミー賞監督賞を受賞したダニーボイル氏で、身勝手な憶測ですが、彼はピンクフロイドとザ・フーが好きなのではないでしょうか。(追記:音楽監督はアンダーワールドでした)





開会式の映像がピンクフロイドっぽく、しかもピンクフロイドのアルバムジャケットに出てくる巨大な豚も映っていましたし、時計台の針がまわっているときのバックは『TIME』という曲のイントロでした。





さらに開会式のラストで花火があがったとき流れていたのは、アルバム『The Dark Side Of The Moon』のラストで使われている『Eclipse』という曲です。





それに全体を通して響くザ・フーの『BABA・ORILY』のメロディがいやがおうにも、「このひと、好み一緒じゃん!」とテンションをあげさせてくれました。





閉会式も期待に違わず、UKポップ、ロックがふんだんに使用されていました。





開会式がポール・マッカートニーだったら、閉会式はミック・ジャガーでるかな、などと想像しましたが、たぶん、ザ・ローリング・ストーンズはドラムス、チャーリー・ワッツの年齢を考えると難しいだろう、と思っていたのでしかたないでしょう。





全部が全部、好きな曲やミュージシャンばかりではありませんでしたが、なかなか興奮する内容でした。





しかーし、です。





ひとつだけ、文句がある。





NHKのアナウンサーのコメントについて。



元ユーリズ・ミックスのアニー・レノックスの後半以降は最悪!





特にピンクフロイドの『Wish You Were Here』のときだけ、やたらと喋りすぎ!





最初から曲がよく聞こえないわ、全然紹介もしないわ、しかもせっかくアルバムのジャケットと同じ、握手をした男が炎に燃える、という設定の説明もなし。





ピンクフロイドのオリジナルメンバーはドラムスのニック・メイソンだけでしたが、あの扱いはなんでしょうか。(ギターはジェネシスのマイク・ラザフォードで、他は若手のミュージシャン。追記若手ミュージシャンは有名な方なのかもしれませんが、こちらも勉強不足で知りませんでした。ファンの方、ご容赦を)



ジョージ・マイケルとスパイスガールズのときは黙っていたのに。



自分が知らないと、紹介もしないのでしょうか。





間奏のときは黙って、歌詞を歌いだすと喋る、という、まるで嫌がらせ? のような行為。





ジョン・レノンの『IMAGINE』の前にかかっていたクイーンの『Bohemian Rhapsody』のイントロについても無視。




他にも曲中に喋りすぎです。





そりゃ、洋楽に興味のないひとには、どうでもいいんでしょうけど。





あくまでスポーツ中継の一環ですからしかたないとしても、公共の電波を使って情報を提供しているのであれば、もうすこし勉強してほしいものです。





故フレディ・マーキュリーの映像には『やってくれました!』ってかんじでした。





あれは1986年のウェンブリー・スタジアム(今回のではなく古いほうです)のLIVEからの引用です。(CDもビデオもでてます。BRDiscはわかりません)





かなり観客席からは声が上がっていましたから、やはりイギリス国民はわかっていらっしゃる。





最後の『FUCK YOU!』は聞こえないようにうまくごまかしてましたが。 





クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーは予想通りだったけど、できれば『We Will Rock You』だけでなく、『We Are The Champions』もやってほしかった。





あの曲ならスポーツの決勝戦のあと、流れていることが多いから、みんな口ずさめるし。






あと催しが始まったら、選手のコメントとかいらないです。







それから試合が終わった後の選手の後ろ姿なんて、どうでもいい!






せっかくショーを楽しみにしているのに、ゴチャゴチャ喋るな!






音楽も映像も、好みもそうでないのもありましたが、まずまずの内容だったのに、NHKのアナウンサーの喋りすぎとカメラアングルに頭にきて、なんとなく後味の悪い印象でした。(`×´)