昨夜一般のニュースで亀田父子が謝罪会見をしているのを見た。


これまでは生理的に受けつけないので見ないようにしてきた。


今回の件は新聞やニュースでも大きく取り上げていたので興味がなくても耳にはいってくる。


亀田父子に問題があるのは当然だが、彼らに試合をさせた協会も問題だろう。


人気低迷の日本ボクシング界の起爆剤として期待した亀田兄弟。


いまになってみればお荷物でしかなくなったというしかない。


ひとつのスポーツが人気を得る、お客がたくさんはいるのにはなにが必要だろうか?


オリンピックや世界大会での優勝、またはそれに次ぐ好成績。


そういったものも大事だが、もっとも効果的で安易な方法としては“スター選手”をつくること。


高校野球から東京六大学にはいったハンカチ王子・斎藤祐樹投手。


彼を目当てにいつもなら学生とその縁者ぐらいしか応援にいかない神宮球場のスタンドは満員になった。


女子ゴルフに押されてこちらも人気低迷だった男子ゴルフ界。


そこに颯爽とあらわれたハニカミ王子・石川遼選手。


やはり彼を目当てに、どう見てもゴルフに興味のなさそうなおばさんまでやってくる。


気分はヨン様を見ているのとかわりない。


そしてビーチバレーの浅尾美和選手。


彼女を撮るためにカメラ小僧、おじさんが大挙ビーチに殺到する。


その他にも、バトミントンの小椋・潮田組、フィギュアスケートの安藤美姫、浅田真央、等々。


どの選手も才能豊かでその競技では秀でた能力を持っている。


しかし、それを取り巻く状況は、アイドル歌手を追いかけるファンと大差はない。


選挙でいえば浮動票のような流動的な一般の人々の心をつかむには容姿が大事なのだ。


打たれても負けても斎藤祐樹投手はインタビューされるし、予選落ちしても石川遼選手は記者会見しなければならない。浅尾美和選手などは毎回三位でも彼女にはインタビューがある。


テレビの放送も彼ら、彼女らを中心に映し、結果や優勝した選手は二の次。


つまりこれはどういうことかというと、視聴者の多くは大学野球に興味はないし、ゴルフなどル-ルもわからない。ビーチバレーなど砂浜でするバレーくらいで、目当ては女子選手の水着姿くらいだろう。


優勝者や他の選手、またはそのスポーツ協会からは文句はないのか?


一選手にかぎれば人間だから、いろいろな感情はあるだろう。


しかし、協会は彼ら、彼女らのおかげで客がはいり万々歳。


つまり彼ら、彼女らは客寄せパンダなのだ。


だから試合の結果が良かろうが悪かろうが、そんなの関係ねえ。


マスコミとファンが求めるかぎり、最大に活用する。


今回の亀田問題についても、まゆをしかめるようなパーフォーマンス、言動について、日本ボクシング協会が野放しにしてきたのは、客寄せパンダとして期待したからだろう。


とにかく客がはいらなくては金にならない。金がなければ運営さえ危うい。


そのためとにかく目立つことが必要で、亀田兄弟は話題性とキャラクターから一般のファンを取り込む吸引力があるとにらんだのだろう。


現にボクシングが何ラウンドでやっているかも、どういう階級があるかも知らない即席ファンは多い。


他のスポーツと違い、多少生意気な態度、強気な発言が許されるのは、マンガ「あしたのジョー」によってついたボクシングのイメージがあるからだ。


本人たちに問題があることは間違いはないが、それを売り出してきた日本ボクシング協会、そしていいときにはチヤホヤしてきたマスコミ、放送局(これはTBSにかぎらず)にも問題がある。


しかし、こういうことは無くならないだろう。


なぜなら、誰もがスター選手には群がり、実力ではなく容姿やキャラクターでスポーツ選手を見ている人々のほうが圧倒的に多いからである。



※前述した斎藤祐樹投手、石川遼選手、浅尾美和選手、本人たちは一生懸命自分の競技をしているだけだと思います。浅尾選手などはある番組のインタビューで「なんで自分ばかりがカメラや記者のひとから追いかけられるのかわからない」と話していた。要は選手を取り巻く協会、マスコミ、そしてそれを見る我々の側にも問題はあるのだと思います。






20個以上のSEO対策ツールが1,980円で使い放題!


予算、日程、空席、プラン、航空会社・・こだわり条件から選ぶ海外ツアー

AGLOCO簡単登録で現金配当を! http://www.agloco-japan.jp/BBGS6293.html



“緑も”あきらめないBLOG トラックバックキャンペーンに参加してます! ブログ アフィリエイト




ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング・にほんブログ村へ