今日までの私は


あなたと言う存在でできていて


一緒に過ごした時間や


絶え間ない想いが


今の私を創りあげている


それは長い長い年月で


実際に過ごした時間よりも


あなたを想う時間は長くて


いつしか


あなたと言う存在が


私の一部になっていて


言いかえればそれは


一部どころか全てかの様に


私の内側に


指の先まで深く存在する




そんな恋をねぇ


今さらどうやって


切り捨てろと言うの?


諦めると言うことは


私の中の全てのあなたを


あなたを想い過ごしてきた時間の全てを


消してしまうということ



それはもう


私ではない別の誰かになってしまうということ