DSP RBWに買収される | ありさんのブログ

ありさんのブログ

KARAのことや好きな音楽のことなどを、おじさんが語ってもいいですか・・・

DSPメディアがRBWに買収されました。

 

1月26日のNAVER ニュース記事を翻訳して紹介します。

 

MAMAMOO所属事務所として有名な総合コンテンツ制作会社のREW株式会社(361570)が上場後初の買収・合併(M&A)投資先としてDSPメディアを選びました。 RBWは今回の買収を足掛かりに音源知識財産権(IP)を活用した代替不可能トークン(NFT)とメタバースなど新事業を本格推進する計画だ。

26日、投資銀行(IB)業界によると、RBWは約90億ウォンを投資し、DSPメディア株式39.13%を買収し、子会社に編入する。近いうちにDSPメディア筆頭株主側と株式売買契約(SPA)締結に乗り出す予定だ。 RBWは今後順次DSPメディア株式100%を確保する一方、キム・ジンウRBW代表がDSPメディア代表も兼任することになる。

DSPメディアは1991年に設立された대성(テソン)企画が前身で、ジェクスキスとビンクル、クリックビー、KARAなど蒼々たるスターアーティストを多数輩出したエンターテインメント会社だ。過去の会社全盛期と比べると競争力が弱化した側面はあるが、今も未来少年やKARD

など注目される新鋭を育成し、エンタメ業界で依然として存在感を誇示しているという評価を受けている。



RBWはDSPメディアの買収で音源IP(知的財産)関連の新事業推進に拍車をかけるつもりだ。 DSPメディアはK-POPの歴史に意義深い音源とアーティスト関連の知的財産権を多数保有している。業界ではDSPメディアが保有する音源IP(知的財産)のうち市場ですぐに流通可能なものだけで1,000曲以上と見ている。

RBWは、音源IP(知的財産)の新事業推進において、自ら保有した音源IP(知的財産)にDSPメディアが保有する音源IP(知的財産)を積極的に活用する計画だ。単に著作権収入を得ることを超えて音源消費促進、NFT(非代替性トークン)グッズ制作に乗り出す案が有力だ。このため、RBWは音源消費促進と付加収益創出のための独自コンテンツマーケティングエンジンの開発も進めている。

RBWは昨年上場過程で音源IP(知的財産)ベースのNFT(非代替性トークン)、メタバースなど新事業を未来の成長戦略で育てていくと明らかにした。今回のM&Aは円滑な新事業推進のための事前作業で、RBWは有望音源IP(知的財産)を継続して確保しつつ、NFT(非代替性トークン)など関連技術を保有したIT企業と合弁法人(JV)設立も行う計画だ。

RBWはDSPメディアの買収を通じてアーティストのラインナップも一層強化できるようになった。現在、RBWに所属しているMAMAMOO、ONEUSなどに加え、未来少年、KARDなどが加わり、売上面でアーティスト空白機を最小化できると見られる。 RBWは昨年、オマゴルとONFなどが所属したWMエンターテインメントを買収した。



RBW関係者は「DSPメディアが持つ30年の歴史と伝統、ブランド認知などは単純数値では評価できない無形資産で価値が高い」と強調した。実際のDSPメディアはSMエンターテインメントとともに1990年代から韓流文化を率いて、国内・外市場で象徴性とブランド価値が高い。

キム・ジンウRBW代表は「DSPメディア買収で音源IP(知的財産)を活用したNFT(非代替性トークン)、メタバース関連新規事業の推進に規模と速度を同時に確保できるようになった」とし、「DSPメディアが持つ30年のK-POPの歴史をRBWに上手く移植し、会社のブランド価値を新たに確立する契機にする」と話した。

 

ソースは下記リンク記事です。

 

 

***

今回DSPの株式を取得したRBW(Rainbowbridge World)株式会社は作曲家キム・ジンウ、キム・ドフンを代表とする総合エンタメ企業(広告代理店)です。
この会社の筆頭所属アーティストはMAMAMOOです。他にも所属アーティストがいますが認知度は低くアーティスト酷使問題でファンダムMOOMOOとも関係が良くなかったとの噂もあります。

そんな中、2021年4月7日にオマゴル等が所属しているWMエンタの持ち株80%を買い取って買収し、その8か月後の2022年1月26日にエイプリル、KARAD、ホ・ヨンジ、未来少年が所属するDSPメディアの持ち株の39.13%を買い取って買収します。そして、ゆくゆくは100%買収する予定なのだそうです。そうなるとDSPはRBW傘下企業となります。

 

さて今回の買収によるパイナップルのメリットデメリットは何かというところですが...

 

メリットとしては、事務所の経済的基盤が強固になります。

KARA活動停止後に収益力の落ちたDSPは現在活動停止に追い込まれているエイプリルのこともあり、経済的に相当苦しい状況だと思われます。事業継続も危ぶまれる中、今回のM&AはDSPにとって渡りに船だったかもしれません。そういった意味で、エイプリルの活動再開の可能性が期待できる経済的基盤が整ったとも考えられます。

 

またRBWは音源IP(知的財産)、NFT(非代替性トークン)、メタバースなど、DSPでは苦手な分野への参画を視野に入れており、これまでとは異なる販路拡大やインフラの活用が可能になります。おそらくパイナップルはその恩恵を受けることになるのではないかと考えます。

例えば同じRBW所属アーティストであるMAMAMOOやオマゴルとエイプリルとの合同コンサート(RBWコンサート)も可能になりますし、それを仮想空間で配信することも可能でしょう。

 

デメリットとしては、経営権がRBWに移ることにより今までのDSPのような采配ができないということでしょうか...

私はDSPの人情味があり、時にはずっこけそうになるような采配も含めて好きだったのですが、今後はRBW式システマティックな采配になりそうな気もします。その場合、あと1年の契約期間であり現在活動停止中であるエイプリルをRBWどのように扱うのか気になるところです。

また記事には音源IP(知的財産)の活用は「単に著作権収入を得ること」ではないというRBW側の発言もありますが、逆に言うとRBWが著作権を持つことになるのでDSPの1000曲以上あると言われる音源IP(知的財産)を勝手に使えなくなる恐れもあります。場合によっては2022年にあるかもしれないというKARA再結成が行われたとしても持ち歌を歌うのに著作権料が発生するかもしれません。それはKARAに限らずかつてのDSP所属アーティストRainbowやFin.K.L.等にも言えることです。

 

色々と今後の変化についてお話しましたが、あくまで私の個人的意見です。

パイナップルとしては経営権がどちらにあろうと、エイプリルメンバーが笑顔で活動できることが望みではないでしょうか...