最近、私が以前滞在していたフィンドホーン財団について、そこで知り合った友人たちにインタビューを始めました。
まずは一番の親友のオーストラリア人のジョン、それから昔同じところで働いていたドイツ人のラース。
そしてスウェーデンに住んでいるヘレナ。
わたしはYoutubeチャンネルを去年作ったのですが、
英語でインタビューとなるとこれがなかなか難しいのです。
字幕を付けなくてはいけないので。
字幕を編集するのが大変なのです。
はっきり言って完ぺきではないので、いろいろ直さなくてはいけないのです。
でも久しぶりに友人とフィンドホーンについて話すことができるのはうれしかったです。
字幕の編集が終わり次第、公開します。
そのときに創始者のひとり、Peter Caddy についての興味深い話を聞きました。
一番最初にインタビューしたジョンはまだピーターがフィンドホーンにいたときに彼のワークショップに参加したことがあるそうです。
フィンドホーンの創始者はピーター・キャディ、アイリーン・キャディ、そしてドロシー・マクリーンの3人です。
アイリーンは神からのメッセージを受取れる人、ドロシーは植物の精霊と交信できる人でした。
しかし、ピーターはいくら瞑想しても、何のメッセージも受け取れず、アイリーンやドロシーの受け取ったことを実行することに徹していたようです。
瞑想しても眠ってしまう。(私だ)
でも彼は元軍人で、計画を立てて実行することに優れていたので、アイデアやメッセージを形にすることができたのだそうです。
アイリーンやドロシーの能力も素晴らしいですが、もしピーターがいなかったらフィンドホーンはできなかったでしょう。
ここまで成長することもなかったはずです。
ファンデーションプログラムをやっていた時、よく自分はどのタイプか?と診断する時間がありました。
私は断然ピーターのタイプです。
私自身は時々、メッセージを受取りたいと思い、必死で探し求めることもありました。
アイリーンやドロシーのような能力が欲しいと劣等感に襲われたこともあります。
でも、ジョンとのインタビューで、ピーターが実際に神からのメッセージを受取りたいと思っても
受取れなくて実行することに徹していたという話を聞き、
少し安心しました。
私たちにはそれぞれ違った役割があります。
神からのメッセージも大切ですが、それを実行しなくては何も始まりません。
ピーターがいたからこそコミュニティは発展したのです。
ピーター・キャディは後年、アイリーンと別れてフィンドホーンを去りました。
「どうしてだと思う?」と聞くと、友人は
「彼の女性性を高めるときが来たのだろう。」と言います。
そして彼の言うなりに従っていたアイリーンも男性性を発揮するときが来たのでしょう。
ピーターは1994年に自動車事故でこの世を去りました。
とにかくカリスマ性があってパワフルな人だったようです。(しかもものすごく魅力的な人だった。らしい)
ピーターに会ったことのあるメンバーに聞くと、女性は口をそろえて
「ハンサムで素敵な人だった」
と言うし、男性は、「・・・・・・」
これはどういう意味でしょうか?
一度は会ってみたかった。そう思います。