Pray,  and let God worry.

 

これは私のフェイスブックページ Words for your heart のなかにある英語の名言。

 

電子書籍の中にも入っています。

 

「祈りなさい。そして心配は神に任せなさい。」

 

という意味です。

 

何か心配事があるとき、何かしなくちゃとやみくもに走り回っても良い結果が得られるとは限りません。

 

かえって事態を悪化させてしまうことも。

 

この名言を思うとき、私は母の話を思い出します。

 

まだ私が生まれるずっと前、

 

父と母はお見合いをしました。

 

母は当時ぽっちゃりしていたので、何とか痩せて見せようと黒い服を着ていったそうです。

 

(お見合いに黒い服って常識では×ですよね~)

 

でも父は母をグラマーだと思い、付き合いたいと思ったそうです。

 

ところが、当時の父は女性に関して知識がなくて

 

26歳という母の年齢が子供を産むのに年を取りすぎていると心配し、

 

結局断ることにしたのでした。(当時は女性は20歳前後で結婚していました。)

 

それをお仲人さんに話したところ、彼女は激怒し、その話を母に伝えなかったのでした。

 

当然、母はお見合いの話は進行中だと信じていました。

 

心配せず、ただ待っていたのです。

 

さて、父は仲人が激怒したこともあり、母について考え直しました。

 

そして手紙を送ることにしました。(断ったことを仲人が伝えてないことを知らず)

 

能天気な母は突然父から「やっぱりあなたしかいない」というラブレターが来たのでびっくり仰天。

 

縁談は進み、二人は無事結婚しました。

 

父が思いなおさなければ今私はこの世に存在してなかったのです。

 

母のこの能天気なところは、得難い資質だと思います。

 

だって何かがうまくいかないとき、私たちはあれこれ心配し、勝手にストーリーを作り上げて

 

勝手に悲劇の主人公になってしまったりします。

 

実はそんなにひどいことではないかもしれないのにもかかわらす。

 

お祈りをして神様にお任せする。

 

単純ですがそれでいいのです。

 

そりゃ自分の思っていたようにはいかないかもしれませんが、

 

お任せすればきっといいようにしてくださいます。

 

それを信じること。

 

おまかせするには信じてなければなりません。

 

人生を振り返ると自分が大きな存在に導かれていることに気づくことがあります。

 

それを信じてお任せしましょう。

 

とっても心が軽くなります。

 

そして悪あがきはしないこと。