『オウガ』ストーリー 08 | パク・ヨンウ☆だぁ~い好き(*^^*)  

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パク・ヨンウ氏にぞっこんの
ハギのブログです。
出演作品を通して、
彼の魅力を徹底分析しましょ♪       

ナヨンと別れたハンスが部屋に戻り、ベッドに体を投げ出してスマホをいじっていると

留守中にハンス(ハンチョル)の部屋に潜んでいたソンニョが、ナイフを振りかざして現れました。

 

辛うじて刃先を避けたハンス。

 

ソンニョ)手帳はどこにある?!

 

ハンスは、ソンニョの手首にはめられた時計に気づきます。

 

ハンス)時計・・・・ あんたなのか? あんたが殺したのか?

ソンニョ)手帳がどこにあるか聞いてるんだぁ~!!!

 

振り払われた刃先が、ハンスの二の腕を傷つけました。

 

ソンニョ)私にどうしてあんな仕打ちをした? どうしてだ?

ハンス)あんたが殺したのか? 本当にあんたが殺したのか?

ソンニョ)どうしてなんだ、どうしてなんだぁ~!!

 

押しのけても、押しのけても、ソンニョは執拗に食い下がってきます。

 

ハンスが、つかんだブロックでソンニョの頭を殴ると、ようやくおとなしくなりました。

ハンス)おまえら一体、何なんだよ!

 

ソンニョ)手帳、手帳を探さなきゃ。

ハンス)手帳?

 

ハンス)これか?

ソンニョ)あっ! ちょうだい。それを、ちょうだい。

ハンス)動くな! 動くと燃やしてしまうぞ!

 

ライターの火をつけて手帳に近づけるハンス。

 

ソンニョ)や、やめて・・・

ハンス)これは何なんだ。え?!

ソンニョ)やめて、やめてお願い!!

ハンス)お前らいったい、何なんだ、何なんだよ!!!

 

両手をこすり合わせて拝み倒すソンニョ。

ソンニョ)あの方が、あのお方が、私たちに花を贈ってくれたの。

 

花の根? 球根? を選別するソンニョ、チュンベ、ソックァンの姿と

その後、分厚い植物図鑑?をめくるハンチョルの姿が映像で流れるーーー

 

ソンニョの恍惚とした表情。

 

ハンス)そんな言葉を、俺に信じろって言うのか? お前らと俺の弟が花を育ててるって? 何のために?

ソンニョ)花よ、花。世界で一番きれいな花。

ハンス)でたらめばかり言い続ける気か? なんでお前らが花を育てるんだよ。

ソンニョ)救われるために。私は生きたいの。死にたくないの。地獄に行くのはいや。

 

ハンスは、チュンベがソンニョについて、「意識が朦朧とすることがある」と言っていたのを思い出しました。

それから、ソックァンの部屋で見た高級車のカタログ。

チュンベの部屋にあった、白内障クリニックのパンフレット。

 

さらに、、、

賭博場がガサ入れされたときにテレビが報道していた、芥子栽培犯のニュース。

 

ハンス)ハンチョルとお前ら・・・

 

ソンニョ)ハンチョルは、裏切り者だ。あのやろう。私たちを見殺しにして、逃げようとしたんだ。裏切り者。裏切り者。

 

映像は、

ハンチョルが何者かに殴られ、手足を縛られている場面に移ります。

そんなハンチョルを、冷たくみつめるソンニョ、チュンベ、ソックァン。

 

ハンス)俺の弟はどうなった? 今、どこにいる?

 

そのとき、ソンニョの精神は急に現実に? 戻ります。

 

ソンニョ)弟さんに会われましたか?

ハンス)弟はどこにいるんだ?

ソンニョ)弟さんに会えたの?

ハンス)くそっ、頭にくる。この手帳は一体何なんだよ。

ソンニョ)あ、その手帳。その手帳、ちょうだい。

 

ソンニョ)売り飛ばさなきゃ。

ハンス)売り飛ばす?

ソンニョ)売り飛ばしたら私が生きられる。花を売り飛ばしたら生きられるのよ!

 

ナヨンが手帳の中身を見て、「電話番号みたいね」と言ったことを思い出したハンス。

謎が解けた気がしました。

 

ハンス)ああ。ああ、お前ら。覆面を被り、強盗をしてまで探し出して、俺の弟を殺そうとしたのか。

ソンニョ)覆面なんかしてない。

 

ハンス)その花はどこにある?

ソンニョ)知らない。

ハンス)言え。どこにある?

ソンニョ)知らない。

ハンス)言えよ!

ソンニョ)知らない!! 知らないわよ!!!

 

ソンニョはハンスに頭突きを食らわせ、手帳を奪って部屋を飛び出しました。

騒ぎに気づいてドアの外まで来ていたナヨンまで突き飛ばして逃げてしまいます。

 

倒れているハンスに駆け寄るナヨン。

 

ナヨン)ハンスさん、何があったの?

ハンス)ナヨンさん、俺の言うことをよく聞いて。

 

一部始終を話し終えたハンス。

 

ナヨン)花ですって? ってことは、ハンスさんの弟とあの人たちは・・・

ハンス)この近くに、花を栽培できるような場所がありますか? 遠くはないはずです。

ナヨン)あり得ない。

ハンス)あり得るんだよ。ナヨンさんが言ったじゃないか。あいつら、俺の弟のことが大好きだったって。

 

 

ハンス)あいつら、俺の弟を好きだったわけじゃない。必要だったんだ。だから必死になって探してるんだ。必要だから。

ナヨン)だとしたら、ハンスさんの弟はどこにいるのかしら? どうしてハンスさんに連絡してこないの?

ハンス)そうなんだ。どうしてだろう。俺にも、奥さんにも。携帯がなくたって、その気になればどうにでもなるだろうに。警察に訴えるとか。。。

 

ハンス)警察?

 

ハンスが初めて楽園アパートに来た日、坂の下で警察官がひき逃げ事件の情報提供を求める垂れ幕を張っていました。

 

ハンス)連絡をして来ないのじゃなく、できないのだとしたら?

 

どこかへ電話をかけたハンスは、上着をひっつかんで外へ飛び出します。

後を追うナヨン。

 

ナヨン)ハンスさん! 本当なの?

ハンス)本当だ。車に轢かれたんだ。警察が言うには、昏睡状態らしい。近くの金山病院ってところにいるらしい。

 

ナヨン)弟さんの奥さんは、きれいな人?

ハンス)?????

 

突拍子もない質問に、言葉を失うハンス。

 

そこへもう一度、警察から電話がかかってきます。

 

ハンス)ちょ、ちょっと、失礼。

 

電話に出ると、かけてきたのは、ハンスが住むアパート近くの警察署の刑事で。。。

刑事)つかぬことを伺いますが、1週間ほど前に、強盗に押し入られませんでしたか?

ハンス)はい。

刑事)〇〇洞 〇〇番地、間違いありませんね?

 

刑事はしばし、受話器を放して三人組の強盗に向かい、

刑事)お前ら嘘ばっかり。さっさと覆面を脱げ!

と言っているのが、ハンスの耳にも聞こえてきます。

 

 

電話を切るハンス。

 

ハンス)本当に強盗が、入ったんだって・・・・・

 

混乱するハンス。

 

ハンス)いや、え、本当に強盗が・・・・

 

言いかけて振り向いたところ、ナヨンに消火器を浴びせられてしまいました。

 

階段から転げ落ちて意識を失ったハンス。絶体絶命です・・・・・