警察署まで呼ばれたドンユンでしたが、目撃者の女性はドンユンではなく、第一発見者でもある新聞配達の青年を指さし、「彼に間違いない」と証言しました。
その青年のアパートに入り浸っている友人のカバンの中から、ヨンヒ青年の住民登録証が出てきたこともあり、ドンユンは無罪放免となったのです。
映画 『白夜』 の撮影は順調に進み、忙しくなったドンユンはジヤン、ヨンラクとの作業を中断しました。
ある夜、ジヤンがドンユンに会いに来ますが、ドンユンはヨンヒ青年の妻ボユンを連れて帰宅したところで、「妊娠した」と告げるジヤンに、お金を渡して追い返してしまいました。
2人のやりとりの一部始終を見ていたヨンラクが、翌朝ドンユンを訪ねてきました。
「ジヤンが、チームから抜けたいと。先生に伝えてほしいと言われたので来ました。これらをお返しして、自分の持ち物を取ってきてほしいとも言われまして」
そう言いながら、ヨンラクもチームを抜けると宣言します。
『白夜』 の評判が高まるほど、ドンユンの「次回作」への期待も高まりますが、彼に 『白夜』 のような作品が書けるわけがありません。
焦るドンユンの下へ、過去の栄光をともに手にした共作者チョン・ナムフンから、「ヨンヒ君の別の作品をみつけた」と連絡が入ります。
すでに鬼籍の人となっているヨンヒ青年に、シナリオ賞が授与され、ドンユンは作品の権利をボユンから譲り受けて世に出しました。
立て続けに秀作を発表するドンユンに、業界人は露骨に揉み手で近寄ってきます。
ヨンヒ青年の子供を妊娠していたことを告げたボユンにプロポーズし、ヨンヒ青年のパソコンから、その他のシナリオまでも入手することに成功したドンユンは、3作目にも手を出しました。
『白夜』のときもそうだったのですが、ヨンヒ青年はシナリオに実体験を盛り込むタイプの作家だったようで、3作目のシナリオにもヨンヒ青年とボユンの美しい思い出話がたくさん盛り込まれていたのです。
2人だけしか知る由のない、思い出の数々・・・・・
「このシナリオはヨンヒが死んだ後にあなたが1人で書いたものでしょう? どうして私たち二人の思い出がこんなにたくさん出てくるのよ?!」
ボユンも少しずつ、ドンユンを疑い始めたようです。
そんな中で開催された青龍映画祭。
映画祭の名前もそのまま、映画祭の様子も↓↓↓
左のページのこれは、似顔絵の域に入ってるように思うのですが、、、いいのかしら ^^;;;
『白夜』 は各賞総なめの快挙。授賞式は大変盛り上がりましたが・・・
式典後のパーティーで、ウェイターがドンユンにメモを届けます。
そこには、<死んだ人の代わりに受賞する気分はいかが?>の文字。
メモの送り主はナムフンに違いないと思うドンユン。
ナムフンに呼び出されて会いに行くと、ナムフンは 『白夜』 の作者がヨンヒ青年である証拠をつかんでおり、ドンユンに金をたかります。
3億ウォンを要求され、翌日振り込むと約束して店を出ようとしたところで、メモの送り主がナムフンではないとわかり、ドンユンは動揺しました。
その夜、ナムフンは殺害されてしまいます。
翌朝、警察から電話がかかってきましたが、泥酔して真夜中に帰宅したドンユンには、今回もまた記憶がありません。
泥酔して、激しく口論し合った相手が、当日の夜に二人も続けて殺害された。
殺した記憶はなくとも、ドンユンはひどく動揺します。
もう一人の自分(意識の中の自分)が出てきて、ドンユンに話しかけるのですが、一枚も二枚も上手の悪漢です。
ドンユンが警察署に向かおうと車に乗り込んだとき、車内に潜んでいた何者かに麻酔を打たれてしまいました。
そうして手足を縛られ、
目覚めたとき、視野に飛び込んできたのは・・・・ ヨンラクでした。
ここで2巻が終わりです。