ふた月近くもお待たせしてしまい、申し訳ありません
やっと半分、ですが、みなさまもぜひ、ヨンウニムの肉声をお楽しみください~
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2016.02.18放送分を探してください。
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2016.02.18 | (목) - 씨네 초대석 (영화 - '순정' 박용우, 이은희 감독) |
2016.02.18 (木)-シネ招待席(映画-『純情』 パク・ヨンウ,イ・ウニ監督)
と書いてあるラインの右側にある、바로듣기(すぐに聞く)ボタンを押せば、放送を聞くことができます。
6分をちょうどすぎたあたりで登場されますよ^^
ソニョン: 本日のお二人は、おしゃべりしたいことがたくさんおありのようです。マイクが上に上がる瞬間を待ちわびて、こそこそ小声でお話していらっしゃいます。イ・ウニ監督とパク・ヨンウさんに来ていただきました~
ヨンウ: ごめんなさい。放送のことはよくわからなくて。
ソニョン: イ・ウニ監督も、ようこそいらっしゃいました。
ウニ: アンニョンハセヨ~
ソニョン: 監督と俳優さんのコンビでご出演いただくのは、私がシネタウンを始めて以来、一度もなかったことです。
ヨンウ: ああ、そうなんですか?
ソニョン: ええ。ですから、私にとって新鮮な調和ですので、一層期待がふくらみます。まずはリスナーのみなさんに、ご挨拶をお願いいたします。
ウニ: こんにちは。えっとここに、女性だと知ってビックリしましたというコメントが届いていますが、女に生まれてきました 『純情』 を撮ったイ・ウニです。本日はよろしくお願いします。
ヨンウ: はい、はい。私は男でね、演技をしておりますパク・ヨンウと申します。
ソニョン: じつは、ヨンウさんには、『カエル少年』 のときにインタビューさせていただいたことがあるんですよ。本当にお久しぶりで、嬉しく思っております。監督には初めてお目にかかりますが、軽快な足取りで入っていらして、どこの女の子(少女)が来たのかしらって驚きました。
ウニ: (笑) 落ち着きがなくて。
ソニョン: お二人が力を合わせて制作された映画のタイトルは 『純情』 と言います。どんな内容の映画なのか、ご紹介ください。
ウニ: はい。わたくしどもの映画は、DJをやっているヒョンジュン宛てに初恋の彼女から1通の手紙が届くんです。生放送の途中に、その手紙を読みながら自分の過去に戻っていき、過去の自分と現在の自分がどんなふうに変わったか、成長したか、そんな<純情>を扱った映画です。
ソニョン: すると、ヨンウさんがDJの役ですね?! 難しくなかったですか?
ヨンウ: 難しかったですよ。何をやるにしても、ある程度専門性がないといけないものですが、何と言っても初めてですからね。実際にやるのと、ちょっと真似してみるのとは違うでしょう。ソニョンさんは本当に今DJをやってらして、私はほんの少しの間、真似をしてみただけです。
ソニョン: だけど俳優さんって、驚くほどたくさんの役柄を、まるで本当の自分みたいに上手く消化して演じられるじゃないですか。すごく不思議です。そういう部分でも難しさをお聞きしようと思って質問してみました。
ソニョン: 原作は非常に短い短編だとお聞きしましたが。
ウニ: はい。ハン・チャンフン先生の書かれた短編小説です。先生ご自身がそれを脚本に起こしてくださいました。17歳の若者たちが、17歳だからこそできた大きな決心と、それをやり遂げる話が出てきます。その中心軸部分が小説に書かれていました。脚本を受け取って、私がラブロマンスに脚色し、『純情』 という映画が出来上がりました。
ソニョン: ラブロマンスというジャンルは、極めて身近なテーマでありながら、なんていうか、ありふれていると言われかねない面もありますよね。ですので、商業映画初挑戦というお立場で、悩むことも多かったのでは?
ウニ: はい。ラブロマンスのストーリーを書きながら、やめておけ、スリラーにしろ、という助言もたくさん受けました。それでずいぶん迷いましたが、、、人を喜ばせる作品を創るのもいいですが、自分が一番うまくできるもの、自分が最も素直な気持ちを込められるもの、そういうものを作るべきだと結論を出す時間が私にはありましたし、結局はラブロマンスを撮ることになりました。
ソニョン: 製作期間はどのくらいでしたか?
ウニ: ふつう、映画の撮影にはずいぶん時間がかかるものですが、本作の場合、私の手元にシナリオが届くまでに、長い時間がありました。7~8年だと聞いています。ところが、私にシナリオが届いて、映画の撮影を行うまではあっという間でした。そのせいか、現場でもいろんな作業をしながら「自然に」という表現をよく使ったのですが、どの場面もたいして大きな困難もなく、水が流れるごとく「自然に」進行したと思います。
ソニョン: 7年か8年もかかってようやく監督の手に届いたシナリオ。それを受け取ってからは驚くべき速さで進行したという映画を、、、最初はお断りになったんですって?
ヨンウ: あ、、、はい。
ソニョン: (笑) どうして?
ヨンウ: どうしてこんな(笑) つまらない話ばっかり、インタビューのたびに聞かれるのか、何回話したかしれませんよ~
ヨンウ: 実際のところは、いただくお話はすべてありがたいものです。ひとつのシナリオが出来上がるまで、どれほどの苦労があって、どれほど時間がかかり大変で努力されたかわかっているので、お断りするなんてできないことなんです。だからといってすべてに応じることもできません。
ソニョン: そうですよ。
ヨンウ: 私にそんなたくさんのオファーが来るわけではありませんけれども。
ソニョン: 決心が変わった理由が気になります。
ヨンウ: ああ。決心が変わった理由? 監督に釣られたんですよ。
ソニョン: (笑) どんなふうに釣り上げられたんですか?
ヨンウ: 断ったのに、監督がいらっしゃるとは知らされていなかった席に出て行ったら、そこへお見えになっていて、説得されてしまいました。
ソニョン: どんなふうに?
ウニ: 計画を立てたんですよ。社長がヨンウさんを食事に誘って、私は食堂の近くに隠れて待ち伏せて。ヨンウさんがいらっしゃったらさり気なく「監督にも一度会ってみたらどうだ」って話を向けてくださったところに出て行きました。
ソニョン: 緻密に計画されていたのですね?
ウニ: ええ、そうです。私は隠れてスタンバイしていました。そして出て行って、「先輩(ヨンウニムのこと)は私と一緒に撮影することになっているんです」って、説得しました。いろいろ話した末に、先輩が、「僕がこの映画に出演することで得るものは何だ?」と質問されたので、「私を手に入れるんです」って(笑)
ソニョン: ヨンウさん、彼女を手に入れた気分はいかがですか?
ヨンウ: 実のない言葉ですよ。(笑) そう言われたからやることにしたわけではなくて、、、あははは、実際はそんな言い合いをする前に、真面目にずいぶん話したんですよ。作品のカラーに対する話とか、重要なことだと思うけれども、自分に表現できるか不安だ、とか、いろいろね。監督とずいぶん長時間話し合いましたよ。その結果、確信が持てたんですよ。ああ、こういう人なら、こういう性格の人なら、『純情』 という映画を上手に作り上げることができるだろうし、キャラクター一人一人を生き生きと描いてくれそうだって。確信したんです。
ソニョン: シネタウンをお聞きのみなさまも、見えるラジオですから映像のご覧になりながら、コメントをたくさんくださっています。チョ・ジュヨンさんから。「ヨンウさん、私は 『オルガミ』 の頃からずっとファンなんです。(ヨンウニム爆笑)豪快な笑い方がとても魅力的で愛らしいです。こうして拝見することができて本当に嬉しい」
ヨンウ: 私も好きですよ~ ジュヨンさん!
ソニョン: ええっ、そんな唐突な。
ウニ: 照れくさいからですよ。
ソニョン: ああ、照れ隠しですか。
ヨンウ: はい、照れ屋なんです。
ソニョン: ソ・ミナさんからは、「娘から、クラスメイトのおばあさんが映画に出演していて、そのおばあさんの家も撮影に使われたから観に行こうと誘われました。小学校4年生でも観覧できますか?」という質問が来ています。
ウニ: 12歳以上となっていますが、保護者の方同伴であれば年齢制限はありません。
ソニョン: 0860さんからは「俳優をやってる友達のおかげで、一般人の私ですが試写会に行きます。泣きそうだと聞いたのでティッシュを持っていきます」とコメントをいただきましたが、俳優のどなたがお友達なのかは書かれていません。気になるじゃないですか。教えて下さればいいのに。
ソニョン: 今夜、試写会があるんですね?
ウニ: はい。
ソニョン: 「監督、ト・ギョンスさんとキム・ソヒョンさんのケミが気になります。演技の方はいかがでしたか?
」
※ケミ・・・たぶん、ですが、Chemistry に由来して男女間の化学反応を指しているのだと思います。
ウニ: 演技にはまったく問題ありませんでした。2人が、というより5人全員が恥ずかしがり屋で、人見知りするような性格の持ち主でした。でも、お互いにずっと以前から知っている間柄ではありましたし、子役の頃から演技を続けていたり、ギョンスさんはEXOとして芸能活動もしてきた人で、みんなお互いをどう気遣えばいいのかよくわかっていて、思いやりもあって、楽しく撮影できたと思います。
ソニョン: ヨンウさんとギョンスさんは2人1役ですが、新鮮な挑戦だったのではないかと思います。この組み合わせについて、どう感じられましたか? 最初に会ったとき。
ヨンウ: 最初はお断りした役だったので、そんなことまで考えていませんでした。ははは(笑) キャスティングが終わってからは、ただ、自分だ、と思いました。単純に。とてもシンプルに。
ソニョン: ほぉ。
ヨンウ: 彼と僕は別者ではなくて、この物語はすべて僕の物語で、彼は僕なんだって。シンプルに考えました。
ソニョン: ヨンウさんはギョンスさんのことを知っていくうちに愛するようにまでなったと聞きましたが。
ヨンウ: 俳優は自分が演じる役を愛さなければいけないし、、、
ウニ: じつは単純にそういう意味だったんですか?(笑)
ヨンウ: 出発点はそうでした。同じ役を演じるのですから、自然と関心も湧いてくるし、ね。知れば知るほど短所より長所を探すようになるものです。
ソニョン: 私だけの思い込みかもしれませんが、外観的にも感じるものが似ていますよ。お二人とも澄んだ目をしていらっしゃるし、ぱっちりとした目だし、、、子役と成人役の調和がとても上手くいっていると思うのですが、監督もキャスティングにおいて、そういうところを考慮されたのでしょうか。
ウニ: 二人が似ていると言われることについて、同意する部分と、同意できない部分があるのですが、瞳は二人そっくりだと感じましたね。前に、ギョンスさんに、窓のような目を持っていますねと言ったことがあるのですが、先輩にもそういう面がありますね。敢えて感情表現をしなくても、目がすべて語ってしまうところが。
ソニョン: ソヒョンさんの役も難しかったと思います。可愛らしく飾りたい年齢なのに、素朴な田舎の少女役でした。どうでしたか? そういう・・・役者が挑戦する姿勢というか。
ウニ: 最初から私はあの役にソヒョンさんをイメージしていました。従来の女性主人公は男性の立場で見て歪曲されていると感じてきたんですね。男性の目には良く映るかもしれないけれど、女性が見るとちょっと・・・ていう、そういう感じ。でもこの作品では、私が納得できる女性主人公を描きたかった。だからソヒョンさんとたくさん話し合って、既存のものとは違う初恋の相手をイメージしようとしました。ところが彼女は基本的にとてもかわいらしいので、それが隠れてしまってはもったいないと思って、彼女が本来持っている天真爛漫な可愛らしさを引き出すことに抵抗はありませんでした。また、演技が上手い、可愛い、とみなさん褒めてくださいますが、演技をするうえでブレがない、起伏がなくて撮影を引っ張って行ってくれるしっかりしたところが、私は彼女の最大の魅力だと思っています。
ソニョン: 1部はここで、EXOの曲を1曲聞いて、また2部でお話の続きを伺いましょう。
(後半へつづく)