ガンヒさんのインタビュー記事(ガンヒさんのトークは格別翻訳しづらい)ですが、もちろんヨンウニムについての質問も含まれています。面白いのでご紹介しますね ^^
≪甘ったるい恋人≫ チェ・ガンヒが殺伐になった
コミックスリラー 『甘く、殺伐とした恋人』 で秘密めいた女性ミナを演じたチェ・ガンヒ。 デビュー10年目にしてついに、脂の乗ったチェ・ガンヒの真価を見せてくれた。これまではずっと、甘く優しいスタイルだったチェ・ガンヒが 「これからは、今までと違うチェ・ガンヒを発見していただけます」 と話すとおり、本作がターニング・ポイントになることを予告した。
映画、とても面白かったです。
ありがとうございます。ツボが、私と同じなんですね。
シナリオを受け取ったとき、一番最初の印象は?
あ、私の作品だって。上手くできるなって。親しくさせててもらってる人たちも、「まさにあなただと思うよ」って。
ミナってちょっと殺伐としてませんか? ガンヒさん自身は甘い方? 殺伐?
引っかかることがあって悩んでいるときは殺伐としてるみたいですが、ふだんは甘い方ですよ。お天気がいいと特に。
でもラストがちょっと物足りなくなかったですか?
私も、少し残念に思っている部分です。もっと奇抜さがあってもよかった気がしますが、一般的な観客の感性を考慮された結果だと思います。
本作を通じての新しい体験は?
死体を山に埋めるシーンで、生まれて初めてシャベルで穴を掘りました。一生懸命。
(地方によってシャベルとスコップの大きさが逆転するそうですね。ハギが生まれ育った所では、シャベル>スコップ。映画の中で使われているアレ!はシャベルと呼びます ^^)
パク・ヨンウさんとのキスシーンは無制限でしたね。
キスシーン、じつに多かったでしょ。男女間の恋愛を凝縮して見せるのにキスほどのものってありませんから。だけど撮影現場の雰囲気が厳粛すぎてビハインド・ストーリーはないんですよ。こんなことなら何かちょっとしでかしておけばよかった。
ヨンウさんとのキスシーンはいかがでしたか?
ヨンウさんの役柄は、30歳を過ぎてまったく恋愛経験のない大学講師ファン・デウでした。キスするときのヨンウさんも、デウそっくりなんです。うがいして、「ガンヒ、こんなふうにしてもいいだろう」って聞いてくる。聞かなくていいのに・・・(笑)
それでもキスシーンってとても緊張するでしょう?
初回の台本読み合わせの日に、ヨンウさんは襟の伸びきったTシャツで現れたんです。そんな飾らない姿に緊張はすっかり解けました。撮影のときも、大学の学科Tシャツに赤いジャンパー(これ、いろんな場面でたくさんの人が証言しています。かなり長期にわたりお召しになっていらしたようで ^^;;;) でやって来るんですよ。私でなくても緊張は消え去ること間違いなしです。そんなふうなのに、いざ撮影が始まると超真面目な態度にパッと変わるんです。正直言って本心の読めない人です。
ガンヒさんご自身の本当の性格は?
黄順元の小説 『夕立』 に、「ユンさん家のあの娘っこ、若いくせに先を見る目がすごいぞ」というくだりがありますよね。その、「先を見る目がすごい」という表現が、ぴったりだと思います。
(『夕立』原文の確認ができていないので文脈を間違って捉えているかも、です。ごめんなさい)
デビュー10年目にして一番破格的な変身ですね。
これまで同じようなキャラクターのオファーしかもらえませんでした。写真を撮っても必ず笑っている写真ばかり。「ガンヒさんは笑っていてこそだ」ってよく言われました。定型化された姿でしたが、今回の作品を起点にもっと変化にとんだ姿をお見せできるようになると思います。