『甘く、殺伐とした恋人』の時のPREMERE | パク・ヨンウ☆だぁ~い好き(*^^*)  

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パク・ヨンウ氏にぞっこんの
ハギのブログです。
出演作品を通して、
彼の魅力を徹底分析しましょ♪       

この記事が紹介されていないのでは?! と、ご指摘いただいて気が付きました。

スキャンした画像の拡張子が消えてしまっていて、画像表示されてなかったのでうっかり飛ばしてしまったみたいです m(_ _)m


内容自体は繰り返しの部分も多いですが、なかなか良い記事かな、と思います。

お写真も カメラ ステキなので 恋の矢 ご紹介しましょうね~



甘殺 PREMERE 01


甘殺 PREMERE 02
Live alone Love someone

演技を続けながら、本当に美しく老いて死ぬことを


役者が5分でも早く到着すると、慌てふためくインタビュー記事をよく目にする。

この記事も、そんな大慌ての中で始まった。


彼は、約束した時間の15分前に到着し、余裕ある態度で記者たちに映画の感想を聞いてきた。鹿よりも大きな瞳を丸くして彼に質問されると、「今までに観たどんな映画より素晴らしい、最高の名作でした」と言ってしまいそうになる。


彼は、気難しい顔をしてインタビューの進行を遮ることもなく、バカバカしい質問 -たとえば、童顔の秘訣は? といったような- にも親切に答えてくれた(両親のおかげだと)。


映画 『甘く、殺伐とした恋人』 は、優雅で美しいけれどつかみどころのない女性イ・ミナ(チェ・ガンヒ)と、インターネットばかりしている女性たちに失望している頭脳明晰な英文科講師ファン・デウ(パク・ヨンウ)が、愛情を育てていく物語。ここに、愛に感動するファン・デウならぬパク・ヨンウがいる。



演技はこんなふうに


映画を観ました。キスシーンがとても多かったですね。

はははは(パク・ヨンウは「はははは」と大きな声を出して独特な笑い方する)。そういう見方をする人もいますね。ファン・デウという人間はキスのために恋愛するのか? って。デウの立場から言うと、キスするというモチーフが重要なんですよ。キスは、ただ肉体的な意味だけでなく、デウが憧れてきたもののうちのひとつでしょ。肌を合わせることよりもっと。デウは、恋愛に関しては合理的で計算高い。キスしたときの感覚は衝撃的だったはずです。セリフも面白いでしょ。(これ、何? / 舌よ...イヤ?抜きましょうか? / 抜かないで、抜かないで。舌、すごくいいよ) コミカルでもあるけど、ファン・デウの人物像を考えると、偽りのない本心が籠っている台詞です。


撮影は相当に気が重かったのでは?

ガンヒさんいわく、実際に唇の触れるキスシーンは初めてだったそうです。 テレビドラマではアングルを調整して触れるか触れないかギリギリのところで撮影するんだって。ガンヒさんは僕より年下だけど、僕以上に積極的に意見を言ってくれたりしたのでリラックスできました。チェ・ガンヒスタイルは率直で意外性があって、最初はちょっとズレてる気もするけど、作り物でなく本心だから気が楽なんです。


映画を観ていて、キスが上手いなぁと思いました。

下手くそですよ。個人的に最後に経験してからずいぶん経ってるし。(笑)デウだって、キスが上手い人物じゃなかったから、前半のキスの感じと後半のキスの感じは変化しなきゃいけないって思いました。基本的に恋愛下手だから、気は楽でしたね。


キスが上手いってコメントは、『血の涙』 の時によく言われました。時代劇だったから余計そう映ったんでしょう。時代劇で濃厚なキスシーンなんて滅多にありませんから。『血の涙』 のときは編集でカットされないように、じつに(笑)。今ではキム・デスン監督とも親しくなって頻繁に連絡も取り合いますが、(『血の涙』 の現場では)完璧な虎監督(日本語風に言うと鬼監督?)でしたからね。


個人的には、同窓の先輩なんですよ。中央大学演劇映画科。ぞんざいな言葉遣いはほとんどなさらない監督なんですけど、僕に対してだけは違いました。あのキスシーンは、僕の立場では大変重要なシーンだったんです。あのシーンまでカットされたら、ロマンスの部分が完全になくなってしまうんですよ。だから必死でした。顔の半分が隠れるぐらい。(相手役の)ユン・セアさんが、僕のせいでずいぶん髭を食べましたよ。撮影すると髭が半分なくなるからメイクし直して、撮影とメイクを繰り返して、カットされたくないから一生懸命。



甘殺 PREMERE 03


甘殺 PREMERE 04



運ももちろん重要ですが、どんな分野でも正解なんてないんです。本当に上手くいく人は、いつでも上手くいくんだと思います。僕は自分なりに、いつでも上手くいく人間だと思っていますよ。



演技には厳しいほうでしょう?

相当自虐的なほうです。出来ることといったら演技しかないのに、それすら手放してしまったらやることがなくなります。そういう人をたくさん見てきました。僕よりずっと能力があるのに、何年かするとマンネリに陥って、ほどほどにしておこうって、どうせそんなもんさって、そういう人たち。昔と同じ顔にしわだけ増えて、昔も今もまったく変わらない人たち。僕はそうはなりたくありません。そういうプライドは持ち続けていたいんです。そのためには客観的でなければならないと思っています。客観的であるために、絶えず自らを刺激します。


今年に入って3つ目の映画を撮影中です。公開間近の 『甘く、殺伐とした恋人』、オム・ジョンファさんと共演した 『私のちいさなピアニスト(以下、ホロビッツ)』、撮影中の 『静かな世界』。『ホロビッツ』 は、僕がストーリーを牽引していく立場じゃなくて、ストーリーを膨らませる役なんですよ。『ホロビッツ』 を撮っているときは、それはそれで楽しかったですよ。とても好きな言葉があるんです。ソン・ガンホ先輩の「主演よりも主役になろう」。心から共感しました。立て続けに映画に出演しているのは、別に主演じゃなくてもいいじゃないかって思っているからです。もちろん、自分なりの基準はありますよ。僕がその作品に必要な存在でなければならないし、さらに僕がその役に似合うのか? 上手く演じられそうか? と考えて自信があればやらなくちゃ。


俳優として、自分のイメージがわかっていますか?

だいたい気づいているのは、、、もろそうに見える、誠実でいい人、大人しく従順、男性的な面が弱い。視聴者のみなさんがそう思われるのでしたら、それも正しいのでしょう。あえて否定することはできません。いろんな物の見方がありますから。『武人時代』 は年配の視聴者が多かったのですが、僕からすると男らしい面が強かった。あのドラマで初めて大きな賞もいただきました。いい人に見えて弱弱しげな人ほど却って悪役が似合うと思います。好きな俳優にエドワード・ノートンがいますが、線がとても細く女性的でありながら 『アメリカン・ヒストリーX』や『真実の行方』 『ファイト・クラブ』 では非常に印象的でしょう。僕も彼のようなタイプじゃないですか、はははは。


ルックスに満足していますか?

美男子が多すぎます。チャン・ドンゴンさん、ウォン・ビンさんなんかと比べたら僕なんて、はははは。

タレント試験を3回受けましたが、初めて受けたとき、隣がチャン・ドンゴンさんだったんです。彼が21期か22期で、僕が24期ですが、本当に驚きましたよ。あんまり整った顔してるんで。僕は顔で勝負しないほうがいいって、最初から悟りました。だからコンセプトを変えたんです。演技が上手くならなくちゃって、はははは。


20代は今よりもっと素直で大人しくか弱いイメージだったとすれば、30代になって少しずつ変わってきたのは、年を重ねるたびに自分の顔も悪くないなって。少し熟してきたでしょ。しわの寄り方も自然だし、緊張が解けたようで、極端にどちらかに偏った顔じゃないところが気に入っています。退屈しない程度に平凡(笑)


中学、高校でもモテたでしょう。

役者になるまで、美形だと言われたことは一度もありません。中学生、高校生の頃って、モテる奴はラブレターもらったりするけど、僕はからっきし・・・(笑) とても寂しがりなくせに、周りに友達がいなくて。孤独を楽しむというのか、いろんなことを考えるほうでした。大学時代の友人とは今でも交流がありますが、本当に親しい友人は2、3人です。とても後悔しています。もっと多くの人と交流して、恋愛もたくさん経験しておけばよかったって。近づいてくる人がいると怖くて、はははは。この世界に入って本当によかったと思っています。映画って総合芸術でしょう。美術、音楽、演習、撮影、たくさんの出会いがあるじゃないですか。それがいいんです。演技をやってなかったら、今もしみったれた生活をしていたと思いますよ。



甘殺 PREMERE 05


恋愛はこんなふうに


おつきあいしている方は?

彼女いない歴がずいぶんになります。4年以上、かな。正確なところはわかりません。


結婚は?

結婚したいですよ、とても。僕を何歳だと思ってるんですか。だけど、結婚のための結婚はいやです。よくわかりませんが、恋愛に対する夢がまだ大きいんでしょうね、なのに機会はあまりなくて。ずいぶん前に恋愛を経験してとても疲れている、と言えばいいのか、感覚が鈍っている、と言えばいいのか。一人暮らしが長いので孤独にも慣れました。そのうち一人で料理もして、家の手入れもして、そう思うと最近緊張します。


寄ってくる女性はたくさんいるでしょうに。

「私生活は平凡に、演技は特別に」と考えています。自分なりのスタイルですよね。でもそれを通しすぎると、周りからはケチ臭いと言われます。着飾るのが得意じゃないので。今は美容院に行ってきたばかりで大丈夫だと思いますが、美容師さんが言うんです。「美容師の女性と結婚すべきですよ。うちに来る前と後でどうしてこんなにも違うんですか」(笑) 先日行ったときは、「何階ですか?」って挨拶代わりにいちおう聞いてみたら、「4階に上がってください」って言われたんです。美容院は3階のはずなのに。「3階じゃないんですか?」って聞き返したら、「「4階の工事に来た人じゃないんですか?」(一同爆笑)って言われたぐらい。プライベートでは身なりにほとんど気を遣わないできたのですが、最近は少し気をつけるようにしています。


少し前に、コンビニへ行ったら 『夜心萬萬』 がかかっていて、画面に僕が映っているのに、実物の僕の顔を見ても気づかないんです。はははは


もしかして、人生の限界にぶつかったと感じたことはありますか?

2度あります。1度は、ものすごく演技がやりたかったとき。「さあ、一気に伸びるぞ。どんどん仕事するぞ」って思っていたときに無為に1年を過ごすことになってしまったので。その頃は8坪1間の暮らしだったのですが、壁ばかり見て過ごしました。そのときに敗北感を感じたし、2度目は本当に好きだった彼女と別れたときです。「僕ってこの程度なのか」と思いました。


どうやって克服しましたか?

時間が解決してくれました。時が経つにつれて忘れていきました。そして、1度目の件は、仕事が舞い込んできました。最善を尽くせば報われる、過去の痛みも忘れられるし思い出に変わっていく。


運のいいほうだと思いますか?

客観的に見ると、運がいいほうではないみたいですよ。はははは。運ももちろん重要ですが、どんな分野にしろ正解なんてないんですよ。本当に上手くいく人はいつでも上手くいくんだと思います。僕は自分なりに、いつでも上手くいく人間だと思っていますよ。(笑) その気持ちは変わりません。だから不安はない。だけど、状況に対する不安は強く感じるほうだと思います。明日の撮影ではこうやらないといけないけど・・・そういう不安。


本当に好きだった女性と別れたとき、僕は本当に上手くやる自信があるのに、僕ほどの男はいないのに、なぜそれがわからなくて別れようなんて言うのか、他の男のところへ行ったら苦労させられるのに、そのくらいしか説得する言葉が浮かばないのか、その程度にしか僕のことを理解していなかったのか、そんな敗北感にさいなまれました。僕ほどの男に出会うのは簡単ではないのに。(笑)


理想のタイプは?

容姿が美しければ好感は持ちますよ。だけどもうこの歳ですから、それがすべてだとは思わない。結局のところ、会話が噛み合ってお互いを思いやることができて、ラクな相手がいいですね。心の中では「この女性以外いない」「という思いがあります。この人と一生共に歩いていく」って気持ちが暗黙のうちにあればいいですね。気に入った女性をみつけたら「お茶でもどう?」「今日は忙しくてダメなの」なんて言われたらすぐに忘れて。(笑) 僕は、(顔が)美しく老いていくと言われる人こそ誰より幸せな人だと思うんです。そういう人に会うと、常識を失わずに生きてきた人なんだろうなと思います。それこそセクシーな、イカした人生じゃないかって。


演技は続けますか?

お呼びがかかれば。他にやることもないし。はははは。演技は続けたいですよ。いつか演技しながら美しく老いて死んでゆく。そんな人になりたいです。


墓碑に刻む言葉みたいですね。演技の中で美しく老いて亡くなった人。




<パク・ヨンウが語る "リアルな演技論”>

直接体験してこそ演技が上手くいくという人がいますが、僕の考えは反対です。直接的な経験が役に立つこともありますが、むしろ限界を作ってしまうと思うのです。経験したとおりにしか解釈できなくなるからです。客観的に、観客が最大限共感できる演技が重要だと思っているので、作品とキャラクターを組み合わせてちょうどよい色合いを見つけ出すのが演技だと考えます。僕は可能な限り多くの人に、キャラクターについてモニターします。そして、できる限り多くの票を得た色合いに決めるのです。『甘殺』 の場合も、コミカルなリアリティーを創り出さねばと思いました。





宝石紫 ご自分のイメージを問われたときの回答に、「大人しくて従順」という訳を当てましたが、原文では「スンドゥンイのような」とおっしゃっています。このスンドゥンイ君、日本語でいうと「お利口君」みたいなニュアンスでしょうか。キャラクターにもなっています。有名なのがこちらのウエットティッシュ ↓↓↓


スンドゥンイ