『静かな世界』 の時の MAX MOVIE 第1部 | パク・ヨンウ☆だぁ~い好き(*^^*)  

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パク・ヨンウ氏にぞっこんの
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出演作品を通して、
彼の魅力を徹底分析しましょ♪       

バラエティー番組を続けてご紹介しようと思っていたのですが、えりさんからご指摘されたとおり、雑誌インタビューとかバラエティー番組とか、『静かな世界』 と 『私の小さなピアニスト』 についてはほとんど登場していらっしゃらなくて・・・


『私の小さなピアニスト』 は主演・・・と言ってよいのか難しいポジションなのでともかくとしても、『静かな世界』 はまさに主演なのに悲しすぎる! と思ったので、ちょっと寄り道にはなりますが、ハギお気に入りのインタビューぐらいご紹介しておこうと思いますニコニコ



サーチ 出所はこちら   (嬉しいことに動画付です)

http://www.maxmovie.com/movie_info/sha_news_view.asp?newsType=&page=&contain=&keyword=&mi_id=MI0030357424



『静かな世界』 キム・サンギョン、パク・ヨンウ 生トーク 第1部



『静かな世界』の主役二人 キム・サンギョンとパク・ヨンウに会った。銀幕の中ではない、現実世界で出会った二人の第一印象は「水と油」のように見えた。論議を醸す隙すらないほど自分自身の信念が確固たるキム・サンギョンと、相手の意見に優れた点を見出せばそれを取り入れてさらに良いものを作り出してゆくパク・ヨンウは、互いに混ぜようとしても混ざり得ない間柄のように思えたのだ。


しかし、インタビューを進める中で、彼らに共通して感じられたものは、『静かな世界』 に対する格別な愛情であった。同じ大学の同期だという特別な(!)関係でありながら、これまで一度も共演したことのなかった二人と、けっして 『静かでない』インタビューを行った。興味深いインタビューを2回にわたってご紹介しよう。



静かな MAX MOVIE 01
宝石紫 ↑↑↑ こうして動画のウィンドウが貼り付けられています。ハギのPCでは難なく見られますので、大丈夫かと。 スマホでは試していません、悪しからず。。。




タイトルを聞けばどんな内容か想像できる映画もあれば、勘所が掴めない映画がある。『静かな世界』 は後者のようだ。 「個人的な考えかもしれないけど、どんな映画だと(ひと言で)規定できない作品ほど良い映画だと思います」(サンギョン)


『静かな世界』 は二つのストーリーがひとつに合わさりながら、一段と大きな情緒的共鳴を引き出す。関連性の見えなかった二つの伏線が互いに有機的な関係となる瞬間、『静かな世界』 の扉が開く。

推理もののような性格を帯びているが 『静かな世界』 が観客に伝えようとしたメッセージはそう単純ではない。ここまで聞くと 『静かな世界』 が難解な映画だという誤解を生むかもしれない。決してそうではない。ロマンスとファンタジーが大部分となった今冬の劇場街で 『静かな世界』 が見せてくれる差別化されたストーリーは、我々の凍りついた心をポカポカと溶かす力を持っている。外界の温度が1度でも高くなればと願って本作を作ったチョ・ウィシク監督の演出意図が作品全体で光っている。



静かな MAX MOVIE 02

キム・サンギョンが 『静かな世界』 出演を決めたのは、どんでん返しに魅力を感じたせいでもある。どんな内容の映画なのか、すぐには推し量り難いが、サンギョンはむしろそれが長点になり得ると考える。「何だろう? 気になるな、という気持ちにさせる題名だと思います。シナリオを読んで、どんでん返しが気に入りました」


パク・ヨンウは、ひとりで暴走する猪突猛進的な俳優ではない。自分に与えられたキャラクターに現実味を帯びさせるためには何をしなければならないか、それを考え抜くタイプだ。また彼は、監督が俳優に器を手渡すより先に、自分から器を見せて評価されることを好む俳優だった。「この部分はこんなふうにすればどうでしょう? 自分の考えは間違っているかもしれないけれど、さらに良い方向へと進むために、つねに意見は言わせてもらいました」 自分の役柄が一層光を放つためには、相手役との呼吸が何より重要だと考える彼の演技の姿勢は、本作においても歴然としている。

俳優なら誰しも同じだろうが、キム・サンギョンも一度劇中の役柄が決まれば他の役者が演じるキャラクターには興味を感じない。自分に与えられた役に没頭すると、相手役が演じるキャラクターのもつ魅力など目に入ってこなくなるからだ。「そんなものが目に入ってくる俳優なんていないと思いますよ。自分の役を演じるのに精一杯ですからね。自分の役を完全に消化しきることを考えもしないで他人の演じるキャラクターを羨むなんて意味がないと思います」


『静かな世界』 を通して、初めてキム・サンギョンと呼吸を合わせることになったパク・ヨンウが持つ、彼に対する思いはどうだろう? 「基本的だと思われる、良い俳優の条件というものをすべて持っている人だと思っています。それらをためらうことなく示してもくれます」  では、このあたりでキム・サンギョンが考えるパク・ヨンウの魅力についても聞いてみよう。「『殺人の追憶』 でソン・ガンホ先輩が演じた刑事とは距離がありますが、ヨンウさんスタイルの新しい刑事が上手く出たと思いますよ」



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線の太い男性美と正義感の強いイメージのあるキム・サンギョン。突拍子のなさと愛くるしさを魅力とするパク・ヨンウ。これほど正反対のイメージと魅力を持つ二人の俳優が出会ったという事実だけでも 『静かな世界』 は特別な期待を覚えさせる。「お互いの役柄を羨んだりはしませんでした」(ヨンウ) どちらが先にキャスティングされたかも、彼らには大して重要な問題ではなかった。周囲が言うような競争心、そんなものはなかった。


『甘く、殺伐とした恋人』 で確認されたことであるが、パク・ヨンウ式演技の魅力は、真面目さとユーモアが同じ場所を共有してもまったく違和感がないところにある。パク・ヨンウは、配役が決定するとそのキャラクターの過去から現在までを整理して分析する<努力派>で有名だ。


パク・ヨンウの演技がシナリオ全体に脈を通すと評価されるのはそのためだ。しかしパク・ヨンウは、自分の分析よりもっと重要なのは監督の意図と観客の息が合うことだと言う。「基本的に監督の意図に沿って演じます。徹底してそうです。私は監督ではなく俳優ですから。そして、クランクインする前に、シナリオの分析は徹底的に行います。シナリオを読みながら、どうして監督はこんなふうに書いたんだろう、どうやって表現するのがいいだろうって、そんなことを考えます」


キム・サンギョンの出演作を観た人たちは、作品のたびに彼が全く違うイメージの人物となって現れると言う。配役が決まると、その人物のイメージを創り出すことに没頭する努力の度合いが人並み外れているためだ。現場でも家でも、その人物の性格、習慣、歩きかたといったものをどのように創り出そうか常に考えている。


『静かな世界』 においてキム・サンギョンに与えられた役割は、他人の心を読むことのできる写真作家ジョンホ。前作までに比べ台詞の少ないキャラクターを演じるにあたって難しい点もあったことだろう。しかし彼は首を横にふりながら、「これまで演じたことのないキャラクターを演じられるだけでも幸せだった」と言う。


漫画の中であれば居てもおかしくないような人物が現実にも存在するかのように見せるために、何をすればいいのだろう? キム・サンギョンは自分自身に問い、答える自問自答を何度も繰り返しながら解答を得ようと努力した。「人の性格をよく言い当てる方なんですよ」 これは、他人を観察する職業とも言える俳優生活をしてきた中で手に入れた能力のひとつだ。「シナリオを読んでいつもキャラクターと格闘するしかない俳優という職人たちですから、一般の人よりはそういう能力に長けているのでしょう」



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他の俳優たちに比べてキム・サンギョンは、映画をあまり観ない方だと言う。それらが、自分が将来演技をしていく中で無意識のうちに参考資料となって使われてしまうことを心配するからだ。彼の答えを聞いていると、彼が追及する演技世界が目に見えるようであった。「キャラクターを創っていく過程で、すでに誰かが作った完成品に助けてもらうのは避けたいと思っています。創造でなく模倣するのは気が向かないからです。可能な限り、そんなイメージを払拭しようとしています」


それに反しパク・ヨンウは、自分にとって良い方向に展開可能なモデルであれば受け入れる姿勢を取る。彼は今の立ち位置において、自分が捨てなければならない部分と埋めなければならない部分をしっかりと認識している。


撮影に苦労した場面だと感じさせる痕跡を、完成した映画からは見つけることができないのは(完成した映画から苦労の度合いが伝わってこないのは)、俳優として残念な気持ちを感じないはずはない。しかし、そんな思いに囚われずパク・ヨンウは、カットされたシーンをむしろ災い転じて福となす契機にする。映画は監督の芸術だと信じている彼にとって編集で削除されてしまったシーンは、次の作品でさらに良いものを見せられる基盤でありチャンスだった。


<演技は僕の運命>だと信じて自らマインド・コントロールをするパク・ヨンウは、自分に<格別の神気>があるとは思っていない。彼にとって演技とは、やればやるほど、たゆまぬチャレンジ精神を呼び起こしてくれるものなのだ。スランプ克服法も変わっている。避けられないならぶつかっていって解決しようというスタイルだ。



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「作品は、その人に運命的に訪れるもののような気がします」キム・サンギョンは俳優以外の道を一度も考えたことがない。彼は、今まで自分が選んできた作品はすべて<縁>あってのものだから、任されたのだと信じている。断ってもったいなかったと思う作品もなく、断って正解だと思ったこともない。結果ではなく、彼は自分の選んだ道を信頼しているのだ。


「市場の状況をみると、まだ過渡期だと思うのです。にも関わらず、こんなクリエイティブな演技を上手くやってらっしゃるところを見ると、わが国の俳優たちはみな、尊敬されてしかるべきですよ。本当に、韓国の俳優たちはみな金メダル級です。外国の俳優より、わが国の俳優が一段上だと感じます。お世辞ではなく、最近そんなことをよく考えます」(パク・ヨンウ)


数年前まで、外国の俳優が羨望の対象であったパク・ヨンウの思考は、今や完全に変わってしまった。「私なんてまだまだです。どの作品も転換点になればと思っていますが、上手くいきません」 パク・ヨンウの謙遜な口ぶりから、彼が俳優と言う職業をどれほど大切に思っているかが読み取れる。「観客のみなさんが 『静かな世界』 を観て、孤独とコミュニケーションについて考える時間を持ってくださればと思います」