屋久島で過ごす最後の日、二人は島を散策します。
り)好きです。
好きですけど、韓国が好きすぎて、時間ができたとき、お金ができたときは韓国ばかり
行ったり来たりしてきました。
ヨ)韓国だって良いところはたくさんあるから。
り)ううん、ソウルばっかり。
ヨ)ソウルだけ?(笑)
り)そう、それも狎鷗亭だけ。
ヨ)狎鷗亭だけ? それのどこが旅行だよ。知れば知るほど魅力的な人だ(笑)
り)だからよ(笑) 時間があれば淸潭洞に行くの。
ニム爆笑~^^
坂の上に立って海を眺めるりなさん。その後ろに立って、ニムはりなさんと海を撮影しています。
ヨ)りな、何を見てる?
り)海。
ヨ)海? どうして?
り)つながっているから
ヨ)つながってる? 何が?
り)・・・水。
ヨ)ああ、水がどこまでも尽きないから? だから見てる?
うなずくりなさん。
ヨ)見てて、、、どう?
り)いいわ。
ヨ)他には?
り)ステキ♡
ヨ)さっき、りなが見てたもの。
り)どう?
ヨ)海。
り)気分は?
ヨ)いいよ。
り)他には?
ヨ)ステキだ。
り)笑
ヨ)だってりながそう言ったじゃないか(笑)
熱燗にホヤの刺身を、この海を見ながら食いたいよ、とヨンウニム。
(ちょっとおやじ顔です^^)
りなは、この島の多くのものの中で、ここが素敵だと言った。
平凡な漁村の風景。
この景色を、僕はいつまで覚えているだろう。
心を注げば、どんな樹でも縄文杉になれると言った山尾先生。
詩人の言葉のように、この島の平凡な景色も、
この旅行の中で、最も美しいものとして記憶に残るだろうか。
5時を知らせる音楽が、どこからか拡声器を通して聞こえてきて、
りなは母親に会いたいと言った。
り)お元気ですかぁ~?!
ヨ)オデン キオナッソヨ~(おでんを(串に)刺しておいたよ~)
(韓国の人の耳には↑↑↑こんなふうに聞こえるらしい ^^;;;)
最後の日は、幸いにも天気がよかった。
僕たちは、川沿いの森に出かけた。
「当分の間、こんな機会はないんだろうな。
いや、作ればいくらでも作れるけれど、生活に追われて、来られそうにない。当分の間」とニム。
森は静かで美しかった。
旅は・・・終わった。
僕はソウルに戻り、1年が過ぎた。
場面は、『パパ』の記者会見。(ドラマVer.では『カエル少年』でした^^)
そして・・・
漢江べりに立つニムのマンションのお部屋からは、こんな素敵な景色が望めます。