翌朝
お互いにカメラを向けあうお二人^^
ヨ)雨は好き?
リ)いいえ。一番嫌い。
ヨ)こんなアングルは初めてだな。互いに攻撃し合うアングル。
リ)笑
リ)ところで、今だから言いますけど・・・
初めて会った日、ズボンのジッパーが開いてたの。
ヨ)何で教えてくれなかったんだよ?
り)友達なら言えるけど、初めて会ったときだったから・・・
よかった、今日は大丈夫でした。
ホテルの外に移動しても、お互いにカメラは持ったままのようです。
雨の中、フードを被ってジョギングするニムを、りなさんがコメントしながら撮影します。
「もう一往復してくる」と言うニムに、
「こんな天気の日は部屋の中で何もしないのがいいのに」とりなさん。
「疲れた~」
「平和だな。でも寂しそうだ」というニム。
それを聞いたりなさんは、ヨンウニムの方が、かもめ以上に寂しそうに見えたと言います。
「優しそうなパパだね。僕も娘ができたらあんなふうに遊んでやりたい」
「息子と娘では違うんでしょうね」というりなさんに
「僕は娘がいいな」と応えるニム。
「娘の方が愛嬌があるし、パパの味方になってくれるだろう。息子はママの味方」
ヨンウニムにも、早くそんな幸せが現実になるといいですね。
なぜか口汚く罵る言葉を一生懸命教え、練習するお二人^^;;;
ヨ)頭にきたとき
「私も防波堤の上を歩きたいけどGパンがきつくて足が上がらない」というりなさんに、ニムが手を貸してあげます。
「水が語ってる」とつぶやくニム。
り)10の願い事は叶いそうですか?
ヨ)10のうち、、、ストレス解消、は叶った。
「登山服で水をはじくから、雨がとても静かにゆっくり降ってくるのを感じられる。雨の音を聞こう」
ここでサティのピアノが静かに始まり、屋久島の美しい映像とりなさんの静かな落ち着いたナレーション。
安房川に天気雨が降っていたとき、
雨粒が、あなたと私の服に、音楽のように落ちてくる音を聞きながら、考えました。
あなたのおかげで、この旅で時間をもらったのは、私だということ。
ヨンウさんの心を追いかけていたら、
雨を眺めるようになり、空を眺めるようになり、水を眺めるようになりました。
そんな時間を私に与えてくれて、ありがとうございます。
(その9へつづく)