とってもステキな記事を飛ばしてしまっていたので、ちょっと巻き戻し^^;
翻訳者泣かせの超難易度の高い原文なので、上手くいくかはわかりませんが・・・
第2話放送後のREVIEWSTARの記事より。
『わが愛しの蝶々夫人』 とぼけた演技 '甲' パク・ヨンウ
こんな男みたことない!
(訳文文責:ハギ)
2年ぶりでドラマに出演中のパク・ヨンウが、ピカイチの'とぼけた演技'で女性の心を鷲づかみ。
7日に放送された『蝶々夫人』では、ヨム・ジョンア、パク・ヨンウ、キム・ソンス、主役3人の本格的なストーリーが展開された。
この日の全般的なストーリーは、トップスターの身で飲酒検問から逃げ出したため国民の総スカンをくらって転落、不動産デベロッパーの妻となったナビと、デベロッパー人生最大の危機を迎えたジョンウクを中心に進んだ。
しかし、もっとも視聴者の目を引いた人物は別にいた。ヨム・ジョンアやキム・ソンスに比べ相対的に登場シーンは少なかったが、パク・ヨンウがその人だ。
パク・ヨンウ演じるイ・ウジェは、高級靴ブランド 'ワールド製靴' の跡継ぎで、冷徹で剣のような性格だが憎めないキャラクターだ。ひとつの欠点もない彼が嫌味に感じられないのはまさに、これまでになかった新しい種類の'とぼけた演技'のためだ。
彼独特の自然な'おとぼけ演技'はソラに出会ったときから始まった。彼は前妻ソラの兄、自分とも親しい先輩後輩の間柄であった義兄の納骨堂を訪れてソラと出くわし、ソラは気まずそうにする。
ソラに気づいたウジェは、少し苦笑して「バレたか」とひとこと。ソラが「私たち離婚して7年になるのよ」と浴びせる言葉にも「そうだね」と受け流すだけ。その前のシーンでみせた、怖いほど冷たい堅物な姿はどこにもみあたらない。
離婚したとはいえ、ソラを気遣う優しさに、視聴者はウジェというキャラクターに魅了され始めたし、その後に続くシーンではウジェの’おとぼけ演技’がさらに光る場面が流れた。
ワールド製靴の跡取りであるウジェは、叔母(父の義妹)と経営権を巡って争う立場に置かれている。ことは祖父と、叔父夫妻がそろった朝食の席で起こった。
スープをひとくち飲んだウジェは、「うん、叔母さん、スープ上手いよ。大成功だね」とうそぶき、「しっかり食べて、元気出して、ワールド製靴を建て直してやるか。僕がワールド製靴を再生させたら、おじいさんは何をしてくれるつもりだろう」という言葉も付け加えた。危機に立った会社の経営に乗り出すという宣戦布告をわざとらしく遠回しに表現したのだ。
これに叔父夫妻は顔色を失ったが、ウジェがさらにとどめを刺した。食事を終えて立ち上がったウジェは叔母の耳元で「スープだけど、調味料が多すぎだよ。もう少し控えめにするべきですよ」とささやき、とぼけた様子のパンチをくらわせた。
相対的に少ない分量だったが、イ・ウジェの憎めないキャラクターは視聴者の視線を釘付けにするに十分だった。かつて見たことのない、おとぼけ演技を完璧に消化したパク・ヨンウに、視聴者は、完全防備でヨンウ患いに備えなければならない立場に立たされている。
'おとぼけ演技'というのが適訳かどうか非常に悩ましいのですが、記事の内容はとてもよいでしょ?!
肩に力の入らない、自然な様子。クールでおちゃめな表情をしながら核心を突く鋭さ、みたいな意味です。堅すぎないけどスキのないウジェ。それを完璧に演じきるヨンウニム。
ヨンウ患いに備えるも何も、もうハギは手遅れなんですってば!