タイトル
: MUSA(무사)
ジャンル
: 映画(製作:サイダス<싸이더스>)
上映開始
: 2001.09.07
監督
キム・ソンス(김성수)
この監督の他の作品: 『太陽はない』『英語完全征服』
ヨンウ氏の役柄
通訳官 パク・チュミョン(박주명)
共演者
チョン・ウソン、チュ・ジンモ、アン・ソンギ、チャン・ツィー
チョン・ソギョン(『済衆院』のイグァグ役)
あらすじ
:
明の国へ使臣として遣わされたにも関わらずスパイの汚名を着せられ砂漠に
孤立した高麗の武士たちは、元の兵士に拉致されてゆく明の姫君プヨンと出会う。
プヨンを救出すれば明に対する顔も立ち、高麗に帰ることもできると信じた
使臣団の団長チェジョンは勝手にプヨン救出を決めてしまう。
その結果、プヨンの救出には成功するものの高麗兵士の犠牲も少なくなかった。
チェジョンの身勝手な振る舞いと過酷な行軍、帰郷が叶うかどうかもわからない
不安によって、使臣たちの中には亀裂が広がってゆく。
高麗に帰る船を与えるというプヨンの提案に、
使臣たちは海岸にある砦へと向かうのだが・・・
裏話
:
中国1万キロの砂漠を300人のスタッフが約6ヶ月かかって横断し撮影されました。
が、封切り4日後にあの9.11が勃発したため映画館を訪れる客足が激減し、赤字となってしまった悲運の大作です。
6ヶ月かけて撮影された映像は膨大で、ヨンウニム演じるチュミョンも
上映作よりもずっと登場シーンも多く、喜怒哀楽のはっきりした魅力的なキャラクターだったようです。
それが、撮影中に台本が書き換えられ、編集でどんどんカットされて・・・・・
コミカルな部分ばかり強調されるキャラに収まってしまいましたが
それでも殺伐としたストーリーの中にあって、ほんわかとした温かみを感じることのできるすてきな人物です。
高麗使臣の過酷な行軍を描いた作品ですが、実際の撮影もかなり過酷だったみたいです。
後年出演されたバラエティー番組で
「馬に乗って居眠りながら弁当を食べて移動していた」と話しておられました。
そうして実際に馬から落ちてしまった人もいらっしゃった、とか^^;
それと、あまり話題に登らなくて不思議に思っているのですが
『済衆院』でファン・ジョンの良きパートナーであったイ・グァグ役を演じた
チョン・ソギョン氏は本作でもご一緒されており、チュミョンともいい関係です。
ハギのつぶやき
:
韓国公開のオリジナルバージョンは154分、
日本で劇場公開されたのはインターナショナルバージョンの133分版。
ハギが持っているのは日本公開版なので133分に短縮された方ですね。
幻の21分にはどんな映像が納められているのか・・・気になります@@
ま、本編はカットされていますが、日本の販売用DVDには
特典映像が174分もは入ったディスクがついていて
こちら見応えたっぷりなので幸せです~
(初期版なのかな?2008年の再販版はディスク1枚のようですが
ハギの手元にあるのは2枚組)
特典映像ディスクにはヨンウニムの単独インタビューや、
砂漠の真ん中でスタッフ・キャストの哀愁ただよう大合唱
♪キムチなくして飯が食えるか?!♪なども収録されているので必見です!
撮影秘話など見ていると、
戦闘シーンをいかにリアルに見せるか、ということにずいぶん腐心されたようですが
ハギとしてはそういう外見的技術の素晴らしさより、
もう少し登場人物の内面を丁寧に描いてほしかったと思います。
チュ・ジンモ氏の演技力がいまひとつで、
脇を支えるヨンウニムがこんなに頑張ってるのに・・・という残念感が残ります。
メディア
: 韓国語版DVD、日本語版DVD
視聴方法
: TSUTAYAにあります^^