タイトル
: カエル少年失踪殺人事件(아이들<子供たち>・・・)
ジャンル
: 映画(製作:ヌリピクチャーズ、ロッテエンターテイメント)
上映開始
: 2011.02
監督
: イ・ギュマン(이규만)
この監督の他の作品: 『リターン』
ヨンウ氏の役柄
カン・ジスン(강지승) テレビ局のPD
共演者
リュ・スンリョン(류승룡 )、ソン・ドンイル( 송동일)、
ソン・ジル(성지루)、キム・ヨジム(김여짐)
あらすじ
:
“韓国三大未解決事件”の最後のひとつ
「カエル少年失踪事件」を題材にした衝撃のサスペンス。
1991年3月26日統一地方選挙の日、カエルを捕まえると言って出かけた
5人の小学生が行方不明になる事件が発生する。
警察は延べ30万人を動員する大捜索を重ね、家族はテレビ番組で情報提供を呼びかけるも、手がかりがないまま事件は風化していく…。
事件を暴いて特ダネをスクープしようとするMBS放送のカン・ジスン、犯人像を分析するファン・
ウヒョク教授、子供たちを必死になって捜しまわる刑事パク・ギョンシク。
彼らはそれぞれの思惑で事件を追いかけるが、失踪した子供の一人、ジョンホの父親が
犯人ではないかと疑われる…。
裏話
:
<その1>
犠牲となった子供の親たちは、
「子供たちのことが忘れ去られないように」
「二度と同じ悲劇が起きないように」
という願いを込めて事件の映画化を承認したのだそうです。
その願いを真摯に受け止めた監督は、事実の部分は可能な限り手を加えず
事実のままに再現しようと努めました。
全体としては7割が事実、3割が創作、とのことです。
事実に一切脚色しないことで、どうしても創作の部分とのつながりが
上手くいかずギクシャクする、という指摘は撮影中俳優陣からも上がっていた
ようですが、監督は頑として方針を曲げませんでした。
結果、作品としてはざらつき感が残ってしまい、焦点がぼやけた等の批判は
あるようですが、186万人の観客を動員し、遺族からは御礼を言ってもらえた
とのことなので、監督は責任を果たしたと言えるのかな、と思っています。
娯楽映画としてより、ドキュメンタリーとして評価されるべき作品でしょう。
そんな中で、唯一100%架空のキャラクターを演じたヨンウニムは
立場がびみょ~で難しかったことと思います。
<その2>
済衆院に続き、肉体的に負担の大きかった本作。
撮影終盤ではインフルエンザに罹ってしまい、文字通りの熱演。
撮影終了後、1カ月半経ってから撮り直した「犯人と目ぼしき人物との
格闘シーン」では、口元にまともに肘鉄を食らってしまわれました。ToT
2日後、『時森』撮影のため日本へ向かう飛行機の中で奥歯がポロリ・・・
俳優のお仕事ってホント大変です^^;
ハギのいちおし
:
ヨンウニム演じるカン・ジスンPDが赤ちゃんと対面するシーン。
とっても優しいパパの顔になって涙をこぼされる場面にじーんときます。
私生活でもそろそろパパになる喜びを感じていただきたいですね。
きっとますます深みが加わって、さらに何倍もステキになられることでしょう。
メディア
: 韓国語版DVD発売(2枚組)
日本語版DVD 2012年8月10日発売予定
視聴方法
: 日本では 2012年3月~ シネマートで上映
とうとう日本語版DVDも発売決定したようですが、
ディスク1枚のみ、の予定だとか。
特典映像は入っていたとしてもグッと圧縮されちゃいますね。
韓国版は特典ディスクだけで2時間以上(?だと思う)あって
見ごたえ充分でしたよ~^^