同じアパートの人が亡くなっていたらしい。

その部屋の旦那さんと会って、そのことを聞いたらしく、母が仕事から帰ってきた私にああだこうだと教えてくれた。

仕事でずっと立っていて、早く自分の部屋に戻って座りたいのに、会ったこともない人の亡くなった話を聞かされても心ここに在らずの私。でも、母も一日中誰とも会わず、部屋にこもってご飯の準備をしてくれているのだから、たまには話を聞いてあげなあかんと、仕事から帰ってきて妻の話を延々と聞かされる旦那さんの気持ちを想像しながら聞いていた。

が、その途中で、ふと、祖母を看取った時の話はろくにして貰えなかったのに、知りもしない赤の他人の死んだ時の話を聞いてもいないのに延々と聞かされていることに思い至り、一生懸命話している母には悪いが、話を途中で遮って(とは言え、同じことをリピートしてたので)自分の部屋に戻りました。

なんだかスッキリしない1日の終わりでした。