その前に梅雨だな。
とりあえず今日も祖母との思い出話を。
小さい頃、眠れずにいると、眠れるまで祖母がうちわで仰いでくれたり、体をさすってくれたりした。
それでも寝れない時は、祖母に申し訳なくて寝たふりをする。そうしたら祖母が止めるので、それで安心するのか、その後本当に眠ってしまう。
小さい頃のそんな記憶が夏になると蘇り、母の嫌味にも負けず、祖母がしてくれたように今度は私が祖母が寝るまでうちわで仰いだり、マッサージをしたりしていた。
昨年の正月を過ぎた頃、祖母は転んで入院し、病院で100歳を迎え、6月にグループホームに入所した。ホームは快適で、きっとうちわで仰がなくても、祖母ゆっくり眠れてるだろうと母と話していた。ホームに行くと祖母はいつも車椅子に座っていて、なかなかマッサージをしてあげることはできなかった。それでもたまに頭のマッサージとかをしてあげると気持ちよさそうにしてくれていた。
でも、今年の2月に祖母は亡くなってしまい、もう祖母に触れることは出来ない。
そして、もうすぐ祖母が亡くなって最初の夏が来る。
祖母はもう暑いとか寒いとか、身体が痛いとか辛いとか思わなくていいんだね。
もう私の手は必要ないんだね。
私の人生から色んなものが無くなっていくよ。