祖母の似顔絵を描いた色紙を葬儀屋さんにいただき、みんなでメッセージを書いたわけだけど、母と祖母の思い出を話している時に、その話になった。

荼毘に付されることを期待して書いた色紙が祭壇に供えられているのが今の悩みの種なのですが(母に読まれたくない)、そこには姪(ひ孫)や叔母(祖母の娘)方からの、ありがとう、の文字がたくさん。しかし、母からのメッセージはない。

まあ、書かないだろうなとは思っていたけど、母曰く、みんなありがとうありがとうって書いてるけど、おばあちゃんの本性知ってたら、ありがとうなんて書かれへんわ。かと言って恨み言も書かれへんしな。だからお母さんは書かんとくわ。

とのこと。

予想どおりの母の言葉に、そうやろな、と心で呟く。まあ、私が母にメッセージを書くとしたら同じことを考えるだろうから(ありがとう、とは言えるよ。でもそれ以上にマイナス要素が山盛り)、それでいいと思う。

祖母は母には厳しかったらしいからな。嫁姑とはそういう時代だったのだろう。

でも、孫にはとてもいいおばあちゃんやったよ。

だから孫はみんなおばあちゃんのことが好きやねん。今は結婚して自分の家族がいるから(私以外)、優先順位は下がっているけどね。