ビタミンDが不足した時、体が送る6つの信号


1日15~30分ほど日差しを浴びれば自然に合成が可能な比較的取りやすいビタミンにも関わらず、ビタミンDは韓国人の10人中9人に足りていない栄養素です。室内生活を好み、日焼け止めの使用率が高いというのが問題点として指摘されますが、なぜか悲しくなりますね。

もちろん、他の国でもビタミンDの欠乏は頻繁に見られる問題です。南ヨーロッパは人口の30~60%、冬の日照時間が特に短い東部地域は最大で80%の人々がビタミンDの欠乏を訴えるそうです。日が昇るとヨーロッパの人々が皆外に飛び出す理由でもあります。

ビタミンDが不足したときに現れる症状はなんでしょうか?
血液検査で調べるのが一番正確ですが、以下の6つの症状でビタミンD不足かどうかを簡単にチェックしてみてください。

1.「あぁ、疲れた」出勤して言う最初の一言
重度のビタミンD不足であらわれる一般的な症状の 1 つは、慢性的かつ深刻な疲労感です。なぜならビタミンDが心血管系を健康に維持し、炎症の減少、免疫力の維持に役立つからです。疲れたときに風邪をひきやすいこととも関係があります。実はビタミンD過剰の症状にも疲労感がありますが、韓国人で該当する人はほとんどいないでしょう。

2.スクワットを100回したかのような筋肉痛が頻繁に起こる
一部の研究者は頻繁に起こる筋肉痛や筋弱化は、ビタミンD不足と関係があると述べています。
ビタミンDがカルシウムの吸収を助け、骨や筋肉強化に重要な栄養素だからです。

3.骨がうずき、関節がきしむ
カルシウムの吸収に欠かせない栄養素なので、ビタミンDの欠乏がひどいほど骨粗鬆症の発生率が高くなることがあります。特に老年期にはビタミンDの合成がより難しくなるので、理由のない痛みが発生したら医師に相談することをおすすめします。

4.髪の毛が抜ける
ビタミンDが髪の健康と成長に関係していることを知っていますか?髪の成長が遅くなるのはもちろん、たくさん抜けるのもビタミン不足と関係があります。しかし、脱毛の最大の原因はご存知のように遺伝とホルモンです。

5.たびたび体調を崩す
ビタミンDは免疫力と関係があります。特に理由もなくたびたび体調を崩すような場合、ビタミンD不足かもしれません。
なぜ医師たちが日光を浴びて歩くことを万能薬のように言うのか納得ですね。

6.憂鬱-不安-睡眠障害
実際、ビタミンDの欠乏とうつ病の誘発に関する直接的な研究結果はほとんどありません。しかし、医学界ではビタミンDの量が少ない時に栄養素がより多く消耗されるため疲れを感じ、結局、精神的な問題とホルモン障害を誘発する可能性があると見ています。つまり、骨が必要なカルシウムを得ることができず、筋肉と結合組織が骨格を支えるためにエネルギーを使うことで疲労感が高まるということです。疲労がたまると気分に影響を及ぼすことがあります。体力があってこそ勉強も仕事もでき、感情コントロールがしやすいこととも関連しています。

実は日差しをたくさん浴びて、一日三食を食べるだけでもビタミンDを補充できます。足りない時はビタミンDが豊富なタラの肝油、鮭やマグロ、サバ、うなぎなどの魚をはじめ、卵黄、牛乳、バターを食事に入れるといいですね。朝食にビタミンが入ったシリアルに牛乳、卵をしっかり食べて、昼休みに光合成をすれば十分!

サプリメントなどは医師に相談してから服用することをおすすめします。総合ビタミンと複数のサプリメントを混用することでビタミンDが過剰になると、かえって心臓と腎臓に問題を起こすことがありますから。今日のお昼、太陽を浴びに外に出てみましょう!