午後から3つのミーティングを済ませた後に、ナターシャに連絡。

7時半に恵比寿映像祭で行われるライブ・パフォーマンスを見に行くから、時間があったら見ない?と言われたので、その足で、恵比寿へ。


東京都写真美術館の地下1階で、7時半から「Fragment murder case/不連続殺人事件」と称されたライブ・パフォーマンスを見た。

Dance Company BABY-Qの映像作家・VJ映像作家rokapenisとして活躍している斉藤洋平氏の作品。

「Fragment murder case/不連続殺人事件」は、ライブ・パフォーマンスと映像が一体となった作品で、結構ユニークだった。殺人事件というカテゴリーのせいか、音や幾何学的な映像がちょっとおばさんにはtoo muchだったけど、「目」(多分、殺人の目撃者としての部分ではないか・・・?!)をモチーフにしたインスタレーションは、なかなか良かった。それにしても、時間がどれだけだったのか憶えていないけど、あれだけの映像をさまざまなアイディアで作るのは、そうとうな力量が必要だと思う。

映像後のトークショーに出れなかったので、ちょっと残念だったけど、パフォーマンスが終わった後に出てきた男性の中に多分斉藤さんがいたのだと思うけど、結構若い人でした。

これだけの作品を作るのには、やっぱり、エネルギーが必要だから、若くないとねぇ・・・・о(ж>▽<)y ☆


ナターシャと恵比寿の「たこ」でお好み焼きを食べて(オリジナル餃子が美味しかったぁ~~!)、その後、彼女の今までの作品をパソコン上で見た。

まず、去年と一昨年私が撮影を手伝った時の作品が昨年暮れ頃に完成し、フランスの近代美術館「ポンピドゥー」や他のギャラリーで公開して絶賛を浴びた「e(え)」を見せてもらった。素晴らしかった!!いや~~、さすが!もう、涙が出るくらい、うれしかった!

去年、一昨年の撮影を思い出したねぇ。しかも、一昨年、空撮の為にナターシャと二人で乗ったヘリコプターの映像。後姿だけど、私が映っていたのにはびっくり。

それにしても、この作品を美術館で見たら最高!だね。


その作品の後に、彼女の他の作品を見せてもらったけど、彼女は本当に才能がある!

インスタレーションは、現代美術の一つだから、ピーンとこない人もいると思うけど、とにかく手法が面白い。

アイディアを出すのは、たいへんだ。考えても考えても、出ない時は何も出ない。そんな、アイディアを捻出して、それを形にするのだから本当に素晴らしい才能だと思う。彼女を心から尊敬するし、人間的にも素晴らしい。私は、そんな彼女といろんな話が出来るのがうれしいし、そんな素晴らしい友達がいるなんてとっても有難い。


日曜日にパリに戻ってしまうのは、ちょっと寂しいで~す(。>0<。)


いや~、飛び込んできましたね。

35年振りの快挙!!・・と書けば、その話題で持ちきりだったので、すでにお分かりだと思いますが・・・。


そうです。寺島しのぶさんが、第60回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞!

前々から、絶対一緒に仕事をしたい!って思っていた女優さんだったので・・納得です。

彼女のような演技が出来る女優さんは、日本では残念ながら本当に少なくなってきていると思っています。彼女は、「演技」ということや「映画」ということをよく分かっている、根っからの女優なんだと思います。もちろん、血筋もあるかもしれません・・・母親の富司純子さんも最高ですもんね。


そして、更に快挙は、行定監督の作品「パレード」が国際批評家連盟賞を受賞したことです。

行定監督とは、数年前に実現はしなかったけど、ある映画で携わったのでロケハンも一緒に行っているし、また今回の「パレード」のプロデューサーは、知り合いのモンスター☆ウルトラの原さんなので、まるで自分のことのようにうれしい!!です。


皆さん、本当に、おめでとうございます!!


映画を作って、それで、国際映画祭で賞を得るということは、評価される・・つまり、国際的に認められるのですから、本当に素晴らしいことです。しかも、何万という映画がある中での勝負ですから、賞を得るというのは、普通の人が簡単に得られるものではないので、相当な実力がないと叶わないものです。でも、相当な実力があっても、叶わない時もあるのですから・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


こうなると、断然、力が湧いてきますね。絶対、私の映画もそうする!!ってv(^-^)v

うん、やるっきゃない!です。

19日から始まった『第2回恵比寿映像祭~歌をさがして~』at東京都写真美術館(http://www.yebizo.com/ )・・・通称エビゾー=Yebizoに、私の大親友のナターシャ・ニジックの作品が上映され、しかも彼女のトークショーがあったので行ってきましたぁ~~。



【恵比寿ガーデンプレイスにある

東京都写真美術館で行われている恵比寿映像祭】

ここ、ずっと親の問題やら、自分の体調の問題やら・・年明けてもバタバタしていたので、こうやって、海外から知り合いのアーティストが来るとちょっとだけ、活気が漲ります。

ナターシャの上映『カルメル』は、午後4時から。韓国のパク・チョンキョン氏の作品と共に上映され、その後にトークショーを二人で行う予定。

ナターシャが11時にイランの有名な映像アーティストであるシリン・ネシャットの2009年にヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞した長編作品「男のいな女たち(Wmen without Men)」を観よう!と言ったので、ナターシャの上映前に観ました。


それでなくてもイランという特殊な世界で、更に時代設定が1950年代だったので今以上に女性という地位はなく、しかも女性というだけで一人の人間として扱われることもなく・・・そんな時代に、生きた4人の女性を描いた作品で、結構重かったです。何故なら、厳格なイランという世界でも、世俗的な世界を描いていたからです。改めて異文化の中にも隠された世界があるんだと改めて痛感しました。


前評判が高かったから結構期待していたんだけど、映画全体としてはそれはそれで・・・という感じでした。シリン監督が描きたいもの(コンセプト)は、とっても理解出来る。ただ、映像としては、描きたいことが多すぎて散漫になっていたような気がしたのです。なので、ちょっと、もったいないと思いました・・もう少し焦点を当てて描けば、力のある監督なので、もっと人を引き付ける作品になったのでは?


そして、午後4時から、ナターシャとパクさんの上映が始まった。知り合いのタケさんや岩瀬君達が駆けつけてくれた・・いつも、有難いこってす。


ナターシャのインスタレーション『カルメル』は前に観たんだけど、改めて観ると彼女の力量が感じられる。厳格なカソリックの尼さんの日常をドキュメントしたのですが、一面のスクリーンに4つに区分けされた映像に、タイムラグのある彼女達の日常を追っているというユニークな作品です。私は、とっても好きで、彼女の作品はアーティストとしてクオリティが高いと思うのです。


彼女の上映の後、パクさんの作品「シンドアン」もとっても面白かった。シンドアン(新都内)は、昔の韓国でお告げによって現れたユートピアの場所。その歴史を、映像的に追った作品で、これも興味深かった。


彼等の2上映が終わった後、エビゾー(『第2回恵比寿映像祭』)のキュレーターである辻さんが司会で、パネルディスカッションが行われました。



【パネルディスカッション;(右から)恵比寿映像祭のキュレーターの辻さん、

ナターシャのフランス語通訳、ナターシャ、パクさん、パクさんの通訳】



辻さんが二人に的確な質問をしていたので、二人のアーティストの映像はもちろんのこと、彼等の考えていることや制作までのさまざなまことが分かったし、彼等の思いが伝わったと思いました。



【(左)パク・チャンキョン氏とナターシャ・ニジック女史】

終わった後、ナターシャと知り合いのタケさん等と一献。その後に、今度は、映画祭の人達や招聘された国内外のアーティストを含めた、「お疲れ様会」が恵比寿で行われ、参加してきましたぁ~~。

私のテーブルには、今日のナターシャ達のMCを行った立役者である辻さん、ナターシャとパクさん、それから、アメリカやスウェーデンのアーティスト等々。

ナターシャはもちろんのこと辻さんやパクさんの話はとっても貴重だったし、他のアーティストと話が出来たのは本当に有難いと思った。


それにしても、アーティストは、私のようなインデペンデントプロデューサーと同じように、大変なことを初めて知りました。何となく、アートはもっと庇護されていると思っていたのですが、結構違うのでびっくりです。特にフランスのアート事情は結構複雑で大変みたいです。


いろんな意味で、とっても刺激のある一日でした!シゲキックス~~♪♪スパ~~…(*´?`*)。o○