アンディ・マレー:金メダル獲得が究極のゴール | マレー・ファン@ラブテニスワールド

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英国テニス・ナンバーワン選手のアンディ・マレーを応援しながら、
ロンドンでの暮らしを綴るブログです♪
マレーがついに2012年ロンドン五輪で金&銀メダリストとなりました。
一緒に応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

ロンドンはいよいよ五輪ムードで盛り上がってきました!

エリザベス女王のジュビリーに続き、街中にイギリス国旗が飾られ、
広告やCMにも各国のオリンピック代表選手たちが続々登場。

また現在ツール・ド・フランスでSkyチームの英五輪参加選手たちが
総合1位で大活躍しており、五輪に向けてこれまでにないほど
盛り上がっています。

普段サイクリングを見ない私も国民の熱気に煽られ(笑)、
ワクワクしながらチームの活躍を応援しています。

↓昨日の第18ステージでは、英国マーク・カベンディッシュが優勝!

ツール・ド・フランス


五輪開催中は、自宅前で自転車のタイムトライアルとロードレース
行なわれるため、もちろん住民の権利としてチケットなしで観戦する
つもりです!

五輪マレー

しばらく見ない間に(?)ますます筋肉がついたチームGBのマレー

さてウィンブルドンはグランドスラムで盛り上がったばかりですが、
アンディ・マレーは今度は104年ぶりの歴史に挑戦することに。

1908年に開催されたロンドン五輪のテニス種目では、なんとメダル
18個中イギリスがメダル15個を獲得!

うち金メダル全獲得とイギリス勢が総なめしました。

104年後、今度は英テニスNo.1選手のアンディ・マレーに
そのプレッシャーがかかっているかと思いきや…

もちろん104年前と現在の五輪テニス種目は比べ物になりません。

1908年では、参加10カ国50選手のうちイギリス参加選手は
なんと22人。他国からはたったの1人~数人の参加ですから、
どう考えてもイギリスに優勢だったわけです(笑

104年後の現在ですが、一昔前は五輪テニスというと出場資格が
あっても辞退する
テニス選手もいたくらいですが、いまや
出場資格のあるトップ選手の
ほとんどが参加するようになりました。

さらに今回からミックスダブルスが追加されメダル枠も増え、
ますます各国にとって五輪テニスが重要な種目となっています。

ウィンブルドン決勝で破れたばかりのマレーも、すっかり
気持ちを切り替えて、五輪金メダル獲得に闘志を燃やしています。

「オリンピックでは何があっても金メダルを獲得したいんだ。
 それこそが究極の瞬間だ。僕にとって他に値するものがないと
 いうくらい、オリンピックが最大のスポーツイベントだ。
 
 僕が今回活躍できるチャンスが大きいとすれば、地元で友人や
 家族に囲まれていることだ。夜は家に帰って彼らに会えるから、
 年間のうちでよりリラックスできる時期ともなっているしね。

 しかも自分のベッドで寝られるのだから、テニス選手にとっては
 贅沢なことだよね。もちろんプレッシャーやストレスも
 かかってくると思う。
でもウィンブルドンと全米オープンをつなぐ
 素晴らしいトーナメントになることは間違いない。

 またオリンピックを観客の一人として楽しみにしているんだ。
 他のスポーツを観戦することをこよなく愛しているからね。
 テニスとサッカーだけを見るのではなく、すべての種目を
 どれもかじるつもりだよ」

マレーはシングルスのみならず、ダブルス、混合ダブルスにも参加する

ことを考えており、歴史に残る金メダル3個獲得を目指しています。

「僕は大会開始前に優勝すると信じて常にスタートし、自分自身に
 大きなプレッシャーをかけている。他の人たちがどう予想しようと、
 優勝が自分に期待することであり、トレーニングを積む理由と
 なっているんだ」

もちろんテニス選手にとってはグランドスラムで優勝することが
最高の夢ですが、マレーは金メダル獲得はそれ以上に重要性があると
主張しています。

「オリンピックはグランドスラム優勝以上に大きな意義を持つ。
 グランドスラムが何かを知らなくても、金メダルなら万人が
 その意味を知っているからだ。

 五輪でメダルを獲得することは自国のために貢献したという証だ。
 スポーツ界では金メダルが究極の功績だ。選手たちは、
 人々のため、祖国のために戦うという気持ちで挑むからね。

 北京五輪の開会式に行ったけど、驚くべきものだった。
 あまりにもスケールが大きすぎて非現実だったので、
 振り返るまでそのことが実感できなかったくらいだ。

 テニス選手としてスタジアムに入場するのは当たり前のように
 慣れていても、オリンピックの会場に入るときは
 まったく違う気持ちで望むことになるよ」

しかも開催国はテニス観戦に熱い情熱を燃やすイギリス!
そこに各国からの応援が加わり、盛り上がらないわけがありません。

私もサッカーはQFと決勝のチケットを手に入れましたが、
テニスのチケットは3度のチャンスに挑戦したものの全滅でした(涙
というのも、テニスのチケットは発売と同時に一瞬にして売り切れで、
五輪といえどもウィンブルドンと変わらない人気振りだったからです。

それより、イギリスだというのにサッカーの方がチケットが手に
入れやすかったことの方が驚きだったくらいでした。
(ちなみに柔道、卓球、テコンドーも見に行く予定です!)

***

残念なことに2008年北京オリンピックの金メダリスト
ラファエル・ナダルは左ひざの怪我で不参加となってしまいました。

ナダル五輪欠場


でもスペイン勢にはナダルに続く選手たちが揃っているので、
メダルの希望がなくなったどころか、ダビド・フェレール
ますますスペインのために闘志を燃やしているはず。



ウィンブルドンで優勝したばかりの
セリーナとウィリアムス姉妹にも
アメリカの金メダルの期待が大きくかかっています。

北京五輪・ウィリアムス姉妹


特に2度も金メダルを獲得しているウィリアムス姉妹にとっては
二人合わせて15本のトロフィーを獲得しているウィンブルドンほど
最高の会場はないといっても過言ではありません。

もちろん金メダリストで今年のウィンブルドン優勝者である、
世界ナンバーワンのロジャー・フェデラーが金メダル有力候補者。

フェデラー


ということで舞台はウィンブルドンでも、今度はテニス選手たちが
国のために戦うのですから、うーん、想像するだけで素晴らしい
雰囲気の大会となりそうです!


***

さて五輪開催を記念して、ロンドンの地下鉄ノース・グリニッジ駅と

オリンピック会場であるO2アリーナとエクセルセンターを結ぶ、

ロンドン初のケーブルカー が発動しました。

その名もエミレーツ・エアライン(またの愛称はテムズケーブルカー)。

オープンして以来、怪我でずっと先延ばしにしていたのですが、
五輪で超混雑する前に一度乗っておきたいと思い、がんばって乗りに
行ってきました!

あいにくのざんざん振りの雨・・・

ケーブルカー


『エミレーツ・エアライン』という名前から分かるように、
スポンサーはエミレーツ航空。

ミレニアム記念にブリティッシュ・エアウェイズが短期限りの予定で
建てたものの、いまやすっかりロンドン名所となった観覧車
ロンドンアイ』に対抗するかのように、五輪ではエミレーツ航空が
次の名所を作ったというわけです。

↓ロンドンアイの花火はいつ見ても圧巻

ロンドンアイ


さてこのエミレーツエアラインことテムズケーブルカーですが、
さすが航空会社だけあって、
「ケーブルカーに乗る」という表現は
一切禁止され
「エアラインで飛ぶ」という表現で統一。

つまり・・・ケーブルカーなのに

「Thank you for flying Emirates Air Line」

と、何ともまたこじつけのような謳い文句が使われてます(*^▽^*)

眺めですが、テムズ川のほとりとはいえ、ドックランド付近は
いまだにいかにも開拓された工業地帯といった感じ。

ロンドンアイのサウスバンク周辺(ビッグベンや国会議事堂のある
ピーターパンでおなじみのエリア)と比べると、眺めは決して
美しいとは言えません。

でも… 

ロンドンを飛んでるっていう気分を味わえるのは楽しい!

なにしろ一番高い部分は93メートル。

テムズ川の真上を浮遊するのは何ともいえないスリルがあります。

それに『ハリネズミ』ことO2アリーナを見下ろすのも楽しいものです。

ケーブルカー


実際にこの旅がどんなものかは、下の画像で体験してみてください。

エミレーツ・エアラインの旅(4倍速)
 

ちなみにO2アリーナでも、五輪に合わせ『スカイウォーク』を
オープンしました。
これはO2ドームのハリネズミ屋根の上を歩けるというものです。

本当はこれにも挑戦したかったのですが、怪我が直ってないのに
滑って転んだらもとのもくあみ、と彼氏がドクターストップ (´_`。)

でも怪我が完治して五輪ロンドン人口が減ったあかつきには、
ぜひとも挑戦したいと思っています。

***
今日は『マレーがなぜ頭で考えるプレイヤーなのか』という
テーマにする予定でした。でも思ったよりもボリュームが
膨らんでしまい、内容を再度吟味中。こちらは後日書き上げます!
(chamama52さん、もうしばらくお待ちくださいね)