イギリス五輪代表はステラ・マッカートニー&アディダス | マレー・ファン@ラブテニスワールド

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英国テニス・ナンバーワン選手のアンディ・マレーを応援しながら、
ロンドンでの暮らしを綴るブログです♪
マレーがついに2012年ロンドン五輪で金&銀メダリストとなりました。
一緒に応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

ロンドン五輪のニュースがたびたび続いております!

イギリス代表チームのユニフォームのデザインは
ステラ・マッカートニーが担当となりましたが、
先月末、待ちに待ったコレクションが発表されました。

彼女はオリンピック26競技、パラリンピック20競技
参加するイギリスチームのユニフォームとギア、
すべてをデザイン。

コレクション総数は、なんと

590種類

五輪ステラマッカートニー




彼女のスポーツウェアは、Adidas by Stella McCartney
(アディダス・バイ・ステラ・マッカートニー)でお馴染み。

テニスコレクションでは、キャロリン・ヴォズニアッキ
ウェアで有名ですね。

ヴォズニアッキinステラ


ということで、今回の五輪キットもアディダスとのコラボ。

これまでステラ・マッカートニーは、女性のための
ファッションのみ手がけてきましたが、今回初めて
メンズに進出となりました。

夢のようなウェアを着て、イギリスチームも
さぞ誇らしくオリンピックに参加と思いきや…


デザインはともかく、使われたカラーをめぐって、
現在イギリスでは賛否両論が巻き起こっています。

というのも、イギリスのユニオンフラッグの赤・青・白の
3色のうち、赤がほとんど使われていないのが理由。

↓ ユニオンフラッグ

ユニオンジャック


代わりにダークブルーとターコイズブルーが基調。
パッと見た感じ、赤が目に入らないですよね。


このコレクションが発表されたとき、ツイッターでも
大騒ぎになりました。

その中でも目立ったコメントを挙げると:

「あまりGB(グレートブリテン)らしくない!
 もっと赤がほしい!」

「チームGBオリンピックキットを作るときに
 赤い染料を注文し忘れた?」


こういう議論が巻き起こるのも当然。

イングランドの国旗は、有名な赤と白の赤十字です。
ユニオンジャックの真ん中にどーんと入っています。

ターコイズブルーはスコットランドの色。

ユニオンジャックができるまで


それなのにイングランドの赤が追いやられて
スコットランドのターコイズブルーになった、と
イングランド人が憤慨したわけです。


これに反撃するようにステラ・マッカートニーは、
BBCのインタビューでこう語りました。


「もちろんユニオンフラッグを基調にデザインを
 始めたわ。

 でも赤・白・青のコンビは他国の国旗でも
 使われていて、競技を見ていると、時には
 『あれはアメリカ?それともフランス?』と
 混同することに気がついたの。

 だから、もっと繊細で質感を持たせることを
 重要視したのよね。

 見たらすぐにグレートブリテンと分かるよう、
 すべての特色を取り入れてあるわ。

 もちろん沢山の赤も使っているけど、これまでの
 伝統を打ち破ったかたちで取り入れたの」


彼女は現代のファッション界を代表する
最先端のデザイナー。

彼女に頼んだ以上、伝統的なデザインを
期待するほうがおかしいですよね。

それにステラはイングランド人

これで彼女がスコットランド人だったら
「ひいき!」なんてことにもなりかねませんが...

彼女はデザイナーとして、あえて違った角度から、
イギリスのアイデンティティーを持たせることを
重視したんだと思います。


私個人としては彼女のコンセプトに同感♪


オリンピックにこだわって、愛国心丸出しで
ユニオンジャックをベタベタと貼り付けるより、

今回のデザインは、過去のユニフォームより


絶対的にセクシーでクール!


と思うのですが…

何しろ、一度見たら忘れられない強烈さ(笑

各競技ごとに違ったデザインが施されつつも、
どれを見てもイギリスチームと分かる
統一性を持ってるし…


↓ こんなウェアなんて他国とぐーんと差がつく…?

五輪ステラマッカートニー



さてステラが一番気を配ったのは、なんといっても
「ファッション」と「機能性」の融合。


「選手たちが最高のパフォーマンスを見せるんだ、という
 気分になるとともに、技術が備わったウェアによって
 一秒内の細かい数字まで削れることが大事よね。

 『自分がかっこよく見えることによって、
 パフォーマンスの質も向上すると思う?』と
 選手たちに質問したところ、全員から
 『イエス』という答えが返ってきたの。

 そう考えても、スポーツだからといって、
 スタイルを軽視するのはおかしいと思うわ」


実際、イギリス五輪チームがキットの包みを
初めて開けたとき、皆がいっせいに「Wow!」と
感激したそうです。

女性の場合、種目によってはかなり際どいデザインも
あったりしますが、ステラだからクールに思える(笑

個人的には、やっぱりアンディ・マレーがモデルした
テニスウェアが一番のお気に入り(笑)

五輪アンディ・マレー


過去のマレーのアディダスのウェアと比べても、
ステラのデザインはダントツカッコいい~

ラケットはマレー通常使用のヘッドになりますが、
シューズの色とシンクロした赤と黒が基調。

ラケットのストラップの色はこれまでの白から一変し、
五輪キットにあわせたターコイズブルーと、まさに
質感あるコーディネートがされてるのがいいですね♪

いままでステラはメンズには関わってなかったので、
これをきっかけにマレーのデザインにも関わってくれたら
もっと嬉し~い!

女子テニスチームの五輪ユニフォームも楽しみです。

===

さて、ステラ・マッカートニーがイギリスチームの
デザイナーとして発表されて以来、他国も負けじと対抗(笑

イタリアは、自国の誇るブランドで責めてきたって感じで、
ジョージオ・アルマーニがイタリア五輪チームの
ユニフォームをデザインすることになりました。

五輪イタリア・ジョージオアルマーニ



イメージ写真はモノトーンなので、実際のカラーは
分かりませんが、どんな色を打ち出してくるのでしょうか?

さらにイタリアのセーリングチームのユニフォームは
プラダが担当することに。

イタリア五輪セーリングチーム





イギリス同様、赤・白・青が国旗色のアメリカでは、
ラルフ・ローレンがオリンピック・デザイン担当。

五輪アメリカ・ラルフローレン



伝統的ポロシャツを基調にした保守的なデザインですが、
ベルトにアクセントがあるし、なかなかだと思います。

ただ、ポロのマークがいつもの清楚なサイズと比べて


超ばかでかい…(汗


これが唯一、デザインを台無しにした部分?

でもオリンピックの舞台で自社のブランドが
世界に宣伝されるいい機会だし、
ここぞとばかり巨大化したんでしょうね(笑



気になる日本代表チームですが、噂では

日本は真っ赤なユニフォーム

になるとのこと。

(↑最終版が発表されてないので詳細不明)

日の丸をベースにしたデザインになるとのことですが、
真っ赤は韓国や中国など、他のアジアの国とかぶるため、
日本でももめてるようですね(汗

どのように日本らしさをだすのか気になるところ!

===

さてステラ・マッカートニーといえば、私も
Adidas by Stella McCartneyの大ファン♪

スポーツ関連のグッズを買うときは、まず彼女の
コレクションをチェックしてます。

ヴォズニアッキウェアはちょっと恥ずかしいので
着れませんが(やっぱり実力も伴わないと…笑)、
テニスに限らずスポーツウェア全般、どれもほんとに
実用的でカッコいいんですよね。

↓ ヴォズニアッキのステラ新作ウェアはこれ。
  可愛いけど着るには勇気がいる♪


中でもお気に入りは、ステラのスポーツジャケット

イギリスの夏は、野外フェスが各地で盛り上がりますが、
アディダスのステラのジャケットシリーズが出てからは、
もう頼りっぱなしです!

雨や寒さをしのぐのに、ファッション性+機能性の伴った
アウトドア着として最高なんですよね。

ステラのパーカー


↓ ステラのジャケット…いい色やデザインが沢山でてます。
  日本でももっと手に入るはず