幼い頃から、
音楽や綺麗な景色をみて感動し、野生の動物ともすぐ仲良くなれました。

そんな私をみて、周りの大人たちは
「感受性が豊かな子」
そんな風に言っていたのを覚えています。
私は、その「感受性」が人にはない類い稀ない天性のスキルだと感じて、とても嬉しかった。

だけどその分、人のイライラに敏感で、人の寂しさや悲しさに気付くのも敏感でした。

時に人ではなく、音楽から流れる悲しみに気づくことも。
Jazz好きの父親を持った私は、幼い頃から父親のレコードをあさって良く聴いていたのですが、その中のレコードの1つで私が大泣きした曲があります。

ビリー・ホリディの「ストレンジ フルーツ(奇妙な果実)」

この曲をご存知でない方も多いと思いますが、この曲はまだアメリカで黒人差別がひどかった時代の曲。黒人が木に吊り下げられリンチで殺されることが日常茶飯事で、時に生きたままの妊婦を吊り下げ、お腹を引き裂かれて殺されたこともあったほどでした。色んな木に吊り下がっているのは美味しそうな果実ではなく人間。それを奇妙な果実として言い換えられ、歌われたものです。

この曲を初めて聴いたのは10歳?くらいの時。
もちろん当時の私は全く英語がわからない。黒人差別も全然知らない。だけど涙が止まらなかった。心臓がきゅぅって締め付けられるように辛くて、なぜ自分は泣いてるのか、なぜ涙がとまらないのか分からずパニックになっていた。
20歳を過ぎた時、ひょんなことからその歌詞の意味を知り、正直10歳の自分がかなり怖く感じた。


現在、こんなに愛しているのに時々旦那さんとの関係が辛くてたまらなくなる。10歳の時の私みたいに心臓が締め付けられる気分になる。こんな関係を何とか回避したいと思い、ネットで情報収集していたところ、夫はきっとアスペルガーというものに属すると判明。さらに情報を収集しているとそのパートナーはHSPの可能性が高いとのこと。

診断の結果、私もHSP度80%だった。
小さい頃から「感受性が豊か」だと言われていたことは、現在high sensitive person と呼ばれているらしい。

もっと普通で良かった、と思う時もある。
だけどHSPだからこそ、人生をもっと面白くできるのかもしれない、とも思う。