「理香子さん、ところでどうして家の中では全裸で生活していらっしゃるの?」
奥山という理香子と同じフロアに住んでいる四十代の主婦が唐突に問い掛けた。
「それは・・・」
それまで黙って他の人達の会話を聞いてただ相槌を打っていただけの理香子は、突然全員の視線が自分の方に向き、慌てた。
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「もしかして理香子さんて露出狂なのかしら?」
「ヤダぁ、そうだったの・・・私全然知らなかったぁ」
ご近所さんの中では理香子と割と歳の近い三十代の篠田と小島の二人の主婦がそう言って勝手に盛り上がると、理香子は慌ててそれを否定した。
「ち、違います、私そんなんじゃありません」
しかし、ダイニングにも監視カメラが設置されていたため、理香子は露出狂である事を否定しながらも、相変わらず剥き出しの体を隠せなかった。