皆さま、おはようございます🌞
京都編 Part2、平安王朝料理、でございます
娘のプレゼントでしたの。
あまりにも感激してしまい、忘れたくないのでブログに載せておきます。
宮中での行事や儀式などの折に供されていた王朝のお食事でございます。
1146年に書かれた 類聚雑要抄 にある記述を基に料亭が開発・再現したお料理なのです。
先ずは料亭の奥深くに案内されます。
御設えがめちゃめちゃ古都
お部屋に入る前は平安時代の暗さが分かるようにわざと行燈だけの石畳を通ります。
これも感激いたしました。
お部屋はもちろん『THE 雅』
素敵な広いお部屋でね、
平安京の姫君が座る座布団が置いてありまして、
そこに座った!のも感激!でございました。
座布団は之止禰(しとね)と申しまして和名類聚抄という平安時代の書物に記されています。
当時、畳は貴重なもので最上流階級しか使えませんでした。
その小畳(柔らかめ)に美しい縁があしらわれて之止禰と呼ばれております。
(寝るのは褥(しとね)、座るのは茵(しとね))
身分によって縁の模様が違います。
座りましたの、ワタクシ。
先ずは、煌びやかな長柄銚子(写真上)から濁り白酒をお盃にいただきました。(めっちゃ美味しかった!)
写真中は、祝菜ホガイナと言って、白米を筒状に盛り付け、その周囲に8品。
蘇、蒸し鮑、焼き蛸、脯し鳥(干し雉)、醢(ししびしお・塩辛に近い)、
脯宍(干し肉を二杯酢で和えたもの・いのしし)、楚割(すやわり・鮭鯛鮫)、腊魚(ほしいお・鱚)
というおまわり。かずものとも呼ばれ、おかずの語源です。
写真下は、銀製のお匙とお箸。
お箸、重いのよ…
(すぐに割り箸を供してくださった)
お皿は金箔仕様と漆椀です。
他に…
左上👇これね、醤・塩・酒・お酢。
銀のお匙ですくってかけます。
右上から。
高杯は窪付き坏物で鮑。
割鮮はお刺身。鯛。と、烏賊の胡瓜巻を海苔で巻いたもの。
羹(あつもの)は、汁物で冬瓜と車海老。
挙物は天ぷら。車海老と茗荷、枝豆。
炙(あぶりもの)
さっきまで生簀で泳いでいたという鮎の塩焼き。
蓼(たで)の漬け汁でいただくと苦味が消えます。
調菜は炭火焼きの茄子の煮浸し。
姫飯(ひめいい)
品種改良をしていない赤米の湯漬け。とろみのあるお出汁で美味
デザートは唐菓子(サーターアンダギー)と木菓子(果物・さくらんぼ)
計 18品。
さすが料亭。
で、どれもこれもほんまに美味。
お腹いっぱいになりましたが、美味しいので完食いたしました。
もっと綺麗な色で撮ってるんやけどね、
此処にアップしたら色が変わってしまいましたわ。
すんまへん。
着物の色と同様、調味料も使えるもの、使えないものが身分で決まっておりました。
で、ね、
千年も昔からこんなご馳走を銀のお匙とお箸で食していたなんて、流石こだわりの民族、というか、平安の、高度な洗練された文化にあらためて敬意を表した次第です。
とりあえず(疲れたので)本日はここまで。
娘に感謝!!でございました。嬉し泣き
続く