この先すずの妄想です。

翔ちゃんとにのちゃんはラブラブです。

大丈夫な方はどうぞお進みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レギュラー番組の収録のあと、それぞれの仕事へと散ったふたりは、その数時間後、マンションの同じ部屋にいた。

 

二宮が帰宅した時には、めずらしく櫻井が先に帰っていて、キッチンのカウンターの上には既にビールの缶が二本空いていた。

 

 

「しょおちゃん、座って飲んだら?」

 

 

二宮がリビングに入るなりそう声をかけると、カウンターの内側で3本目の缶を開けようとしている櫻井が振り向いた。

 

 

「よっ、おかえり」

 

 

アルコールのせいか、少し目を潤ませた櫻井を見て二宮は眉を下げる。随分とリラックスしている。今夜はもう仕事はないのだろうか。そう思うとなんだか自分までが解放感で満たされていく気がする。

 

 

「ねえ見てよ」

 

 

ビールの缶をカウンターにコトリと置いた櫻井が、今度はスマホ片手に近づいてくる。

二宮は肩からカバンを下ろしながら、櫻井の手元に注意を向けた。

 

 

「にののみに…」

 

「は?」

 

 

二宮が訝しげな声を上げたのにも構わず、櫻井は愉快そうに呟きながら、二宮にも見えるように画面をタップし続ける。

 

 

「にのみやのみ…みにすかーと。はい、保存」

 

「え?何やってんの?」

 

 

二宮は目を見開いて櫻井を見る。

櫻井は至極満足げに口角を上げた。

 

 

「名言だよなぁ、元気ないときに見よう」

 

「も、やめてよ

 

 

二宮は櫻井の言葉を軽くいなすと、

 

「俺、手洗ってくんね」

 

その場を離れた。

 

 

 

多少悪乗り気味ではあるが、楽しそうにはしゃいでいる櫻井に二宮は満足だ。

この部屋に帰ってきても、勉強していることの多い櫻井。その姿は頼もしい。彼を支える力を櫻井が築いて行くのを側で見守れる特権を与えられている様で嬉しくもある。

しかしやはり、恋人としては、気をゆるしてくだらないことに笑っている姿は安堵するものがあるものだ。

 

 

二宮が部屋着に着替え戻ってみると、櫻井はソファーに寄りかかりラグに脚を伸ばして座っていた。相変わらず左手にビール、右手にはスマホを持って、器用に親指を動かしている。

二宮も自分のビールを取るべく、櫻井の様子を眺めながら冷蔵庫へ向かう。その目は細められている。

 

  

「に、してもだよ。考えたやつ天才だな?」

 

「天才なもんか、俺恥ずかしかったよ」

 

 

二宮はソファーに腰を下ろしながら抗議した。

 

 

「ん?かずをはずかしめる?けしからんやつだな」

 

 

櫻井は今度は眉根を寄せる。

 

 

「いや、辱しめてはいないけどね?」

 

 

 

二宮は半ば笑いながら、ビールに口を付けた。

 

 

「やっぱ、天才ではない。」

 

 

櫻井はきっぱりと言う。

 

 

「変態だ。にののみにって、考え付く時点でド変態だろ」

 

 

そう言ってスマホをラグに投げると、二宮の正面に向き直り、膝上のハーフパンツの裾をソロッと捲った。

 

 

「みにってどんくらいだ?」

 

 

そう言いながら、その裾をたくしあげる。

徐々に露になる二宮の太もも。

 

 

「ひでぇ!こんなの想像してんのか、あいつら!」

 

 

櫻井は少しばかり声を上げると、その太ももを両手で覆い二宮を見上げた。

 

 

「ぜってえ、見せんなよ」

 

「見せません、てか、ミニはきません」

 

「ほんとかよ~」

 

 

情けない声を上げ、今度は太ももに顔を埋めた。

 

 

「…にののみににのみやのみみにすかあと。よく言えた俺」

 

「ねえ、ビール2本でよっちゃったの?」

 

 

二宮はクスクス笑った。

 

 

「酔うかよ、そんなもん。ただ俺はお前がかわいいんだよ…舐めていい?」

 

「だめ」

 

「つれないこというなよー」

 

 

櫻井は遠慮なく二宮の内腿に吸い付いた。

 

 

「ちょ!」

 

二宮は、くすぐったさに声こそあげたが、櫻井を払ったりはしない。その代わりに、櫻井の髪を優しく撫でだした。

そして、至極やわらかな声で恋人を呼んだ。

 

 

「しょおちゃん、ほら、おいでよ

 

 

二宮は自分の太ももに添えられた櫻井の両腕を軽く引っ張る。

 

 

「ん~

 

 

櫻井は強く二宮のももに頬を押し付けた。

よく酔ってること。二宮は苦笑いし、

 

 

「しょうがないなぁ」

 

 

膝を割って、櫻井を鋏むようにすると、ソフアーの座面を滑ってラグに降り、櫻井を胸に抱えた。

 

 

「酔っちゃったの?」

 

 

髪に頬を付け、子供でもあやすように尋ねるけれど、まっとうな答えが返ってくるはずもなく、

 

 

「いいよ~、にののみに…」

 

 

脚を崩して二宮に身体を預ける櫻井を、二宮はただただ微笑み、ももをまさぐる手のひらも、するがままにさせた。

 

酔って眠気と闘う櫻井の手のひらも体も熱く、重く、ソファーに預けた背中が痛い。

 

でも、そんなことはどうでもいい。

二宮は無防備な恋人を抱いて、ただただしあわせなのだ。

 

口を半開きに寝始めた恋人の足の先にスマホが転がっている。

二宮は、後で踏んだりしない様にとソファーにでも投げ上げるべく、櫻井を起こさぬように、腕だけを最大限に伸ばしてそれを指先に引っ掛ける。

引き寄せてみると、はたしてその画面には、

「二宮和也 ミニスカート 画像」と検索ワードが。

 

二宮はスマホを

 

「んしょっ…」

 

とソファーに放ると、

 

「…もう、いくらしょおちゃんの頼みでも、はかないかんね?」

 

そう言って、櫻井のつむじに1つキスを落とした。

 

 

 

 

 

 

fin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆…☆…☆…☆…☆…☆

 

真夏の様なすず地方

これから梅雨がくるなんて

忘れてました

週末見た相葉マナブの空豆料理が

美味しそうだったな~

旬のものをいただいて

元気に過ごしたいです

 

今日もお寄りいただいて

ありがとうございました。

 

 

 

涼風